公開討論会映像ビデオ
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公開討論会ははるか以前から激論が当たり前 以下に転載したコラムは、今を去ること2006年に、リンカーン・フォーラムが発表したものです。 ところが、現在に至っても、「リンカーン・フォーラム方式の公開討論会は一問一答なので、丁々発止の”討論”が無いから面白くない」との誤解があります。 |
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「リンカーン・フォーラム方式の公開討論会は一問一答式なので、丁々発止の”討論”が無いから面白くない」と誤解している主催者やマスコミが、未だに少なからず存在します。 現在のリンカーン・フォーラム方式公開討論会は、2000年に刊行された『公開討論会完全マニュアル』が初心者に推奨していた「一問一答」形式よりもはるかに進歩しており、候補者が一方的に話す演説会スタイルはまずありません。今時はどんな初心者の主催でも「一問一答+反論」形式が主流で、必ずといっていいほど相手候補への政策批判と、それへの応酬があります。 まして経験者であれば、 「一問一答+反論」形式を初心者向けの第一のステージとするなら、ディベート形式やフリーディスカッション形式は第ニのステージ、そして、現在北海道や青森、千葉などで行なわれている先進的なマニフェスト型、フォワード型、テーマを決めないフリーディスカッションなどの公開討論会は、もはや第三のステージに突入しています。 リンカーン・フォーラム方式ほど面白い公開討論会は存在しないと言っても過言ではありません。 <ご参考:これこそ現在のリンカーン・フォーラム方式公開討論会です>
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2000年 長野県知事選 公開討論会 | |
主催者 |
(社)日本青年会議所信越地区 長野ブロック協議会 |
開催日 | 2000年9月25日(月) 19:00-21:00 |
会場 | 長野県松本文化会館大ホール |
候補予定者者 | 池田ふみたか(新)、田中康夫(新)、草間しげお(新)、中野さなえ(新) |
コーディネーター | 小田全宏 (地球市民会議代表) ※役職は当時 |
討論形式 | 簡易ディベート形式 (候補者同士のクロストーク) |
対象者 | 初心者 |
解説 | 田中康夫氏が「脱ダム宣言」を掲げ長野県知事選に初挑戦したことで全国的にも話題になった選挙です。 2000年の当時の討論スタイルは「一問一答」か、良くても「一問一答+反論」形式がほとんどで、これ以上踏み込んだ討論の企画には候補者が応じてくれない時代でしたが、この討論会が、候補者同士による討論の幕を開けました。 コーディネーターは、リンカーン・フォーラム創設者の小田全宏氏。肩書きの「地球市民会議」はリンカーン・フォーラムの前身の名称です。 |
ここに学ぼう |
Q.ディベート形式とはどのようなものですか ディベート形式(候補者同士のクロストーク)のコーディネートは、基本をしっかりとおさえれば意外と簡単で、初心者でも取り組めます。 |
データファイル |
【動画ファイル1】 WMVファイル 1時間07分23秒 49.6MB |
2004年 栃木県知事選 公開討論会 | |
主催者 |
(社)日本青年会議所関東地区 栃木ブロック協議会 |
開催日 | 2004年11月6日(土) 19:00-21:00 |
会場 | 栃木県総合文化センター |
候補予定者者 | 福田昭夫(現)、福田富一(前宇都宮市長)、塚原勝(共) |
コーディネーター | 内田 豊 (リンカーン・フォーラム事務局長) ※役職は当時 |
討論形式 |
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対象者 | 中級者 |
解説 |
【2004年のリンカーン・フォーラムのホームページから転載】 2004年11月6日、まさに「激論」と呼ぶにふさわしい公開討論会が行われました。 この3者が、それぞれ対戦相手を1名指名し、 1)A候補が回答者を指名して質問 (1分) の1対1のスリリングな討論を、計6回戦、計45分間も実施したのです。 これまでも、20分程度の枠で簡易ディベートを取り入れた公開討論会はいくつかありましたが、ここまで長時間に及ぶ激しいディベートを実施したのは、リンカーン・フォーラムとしては初めてです。 そして、この討論会はもうひとつ、初めての画期的な試みをやってのけました。 この「立ちっぱなし討論」がまた、候補者と観客との距離をグッと縮める素晴らしい効果を挙げました。 常に進歩を続けるリンカーン・フォーラムの公開討論会に、ますますご期待ください! |
ここに学ぼう |
ディベート形式 アメリカ大統領選ばりの立ちっぱなし討論 |
データファイル |
(DVDでご覧ください) |
2005年 千葉県知事選 マニフェスト型合同・個人演説会 (千葉市会場) | |
企画・運営団体 |
総括責任者 :千葉マニフェスト討論フォーラム |
開催日 | 2005年3月8日(火) 19:30-21:20 |
会場 | 千葉市文化センター |
候補者 | 堂本暁子(現)、山田安太郎(新) |
コーディネーター | 田岡俊次 (「朝日ニュースター」コメンテーター、軍事評論家) |
討論形式 | マニフェスト型 |
対象者 | 上級者 |
解説 |
この合同・個人演説会での討論は、膨大な数の公開討論会の歴史の中でも指折りの面白さです。まさに討論中の討論と言えるでしょう。 マニフェスト型公開討論会の魅力を引き出すためには、後述(ここに学ぼう)の通り、コーディネーターに高度な運営手腕が必要です。本討論会のコーディ-ターの田岡俊次氏は、見事にその役目を果たしています。 また、この討論会は、千葉県知事選の選挙期間中に5回も開催された合同・個人演説会(→詳細)うちの第4回目でした。討論テーマは会場ごとに異なっていますが、両候補はこの討論会に至るまでに既に3回も激突していたため、相手の技量や手の内を知り尽くしてここに臨んでおり、候補者同士の政策論争は非常に熾烈なものとなっています。そこに、候補者のローカル・マニフェストを十分に研究し尽くしたコーディネーターが、マニフェストには書かれていない候補者の本音を引き出そうと割って入るので、さらに政策の違いが鮮明になります。 企画運営団体Webサイト:千葉マニフェスト討論フォーラム |
ここに学ぼう |
マニフェスト型 合同・個人演説会 |
データファイル |
主催者 |
(社)愛知中央青年会議所 |
開催日 | 2011年8月11日(木) 18:30-20:30 |
会場 | 長久手町文化の家 風のホール |
候補予定者者 | 鎌田進(新)、大島令子(新)、吉田一平(新) |
コーディネーター | 児玉克哉 (リンカーン・フォーラム中部代表、三重大学人文学部教授) ※役職は当時 |
討論形式 | フリーディスカッション (自由討論) |
対象者 | 上級者 |
解説 |
公開討論会はどのような討論形式やタイムスケジュールで行えば盛り上がるのかについて考えていらっしゃる主催者が多いと思います。 フリーディスカッション(自由討論)の第一人者といえば、児玉克哉リンカーン・フォーラム事務局長です。リンカーン・フォーラムの派遣コーディネーターとして、年間で数十回のコーディネーターをこなす実績はもちろん日本一であり、全国の主催者から引っ張りだこの大人気コーディネーターです。 その児玉氏がコーディネーターを務めた長久手町長選公開討論会で、フリーディスカッション(自由討論)の醍醐味を堪能してください。 <討論のテーマ:長久手町長選> |
ここに学ぼう |
フリーディスカッション形式 コツは、いきなり各テーマの自由討論に入るのではなく、先ず最初は各テーマごとに1人2分〜3分ずつ候補者の意見を述べてもらうことです。その後で自由討論に入れば、最初の1問1答で各候補の姿勢が鮮明になっているので、より掘り下げた討論が展開できるようになります。 フリーディスカッション(自由討論)のコーディネーターには、討論の導入を提示したり、膠着した状態に助け舟を出したりするコミュニケーションスキル、判断力、理解力がなど求められます。さらに、コーディネーター自身にも各テーマの課題を来場者にわかりやすく解説するといった政治的知見が必要です。そのため、「一問一答+反論」や「ディベート(候補者同士のクロストーク)」などの初心者・中級者向けの討論形式でコーディネーターとしての経験を何度も積んでから挑戦してみるといいでしょう。 |
データファイル |
(DVDでご覧ください) |
主催者 |
(公社)鎌倉青年会議所 |
開催日 | 2017年10月12日(木) 19:00-21:00 |
会場 | 鎌倉生涯学習センター |
候補予定者者 | 松尾たかし(現)、飯田よしき(新)、石田ともつぐ(新)、岩田かおる(新) |
コーディネーター | 内田豊 (リンカーン・フォーラム代表理事) |
討論形式 | 一問一答+掘り下げ質問 |
対象者 | 上級者 |
解説 | 一問一答+掘り下げ質問形式は、一問一答が一巡した後、コーディネーターが、それぞれの候補者の回答内容を土台に、各候補者毎に掘り下げた質問をその場で瞬時に考え、各候補者毎に個別に質問していく形式です。 通常の「一問一答+反論」や、「ディベート」、「フリーディスカッション」などと異なり、コーディネーターが主導権を握り、討論の切り口を開いていきます。 |
ここに学ぼう ※詳細は、リンカーン・フォーラム主催の「コーディネーター養成講習会【応用コース】」で、実践的に学ぶことができます |
1.ユニークなマニフェストのクローズアップ 2.対立点の討論の誘導 3.フォワード型質問 4.前提、具体的手段の掘り起こし 5.政策合戦の誘導 6.発言の矛盾点に切り込む 7具体的な内容説明を求める |
データファイル | 【動画ファイル】 撮影:(公社)鎌倉青年会議所 |
2010年 羽幌市長選(北海道) 公開討論会 | |
主催者 |
羽幌青年会議所 |
開催日 | 2010年11月4日(木) 19:00-21:00 |
会場 | 羽幌町中央公民館大ホール |
候補予定者者 | 舟橋泰博(現)、飯田桂宏(新) |
コーディネーター | 森 啓 (自治体政策研究所理事長、リンカーンフォーラム北海道顧問) |
討論形式 | フォワード型 (既存の討論形式の欠点を克服した最先端スタイル) |
対象者 | 超上級者 |
解説 |
フォワード型は後述(ここに学ぼう)の通り、既存の討論形式の欠点を克服した、最先端の討論スタイルです。フォワード型の発祥地である北海道では、2004年から広がり始め、現在ではすっかり定着しています。 【2004年11月29日 リンカーン・フォーラムのメーリングリストから転載】 内田@事務局です。 一昨日、NPO法人リンカーンフォーラム北海道の笹村代表とお会いした時に、開口一番、「今、北海道の公開討論会はものすごく進歩してますよ!」と、わくわくするようなお話をしていただきました。 リンカーンフォーラム北海道の支援により道内で開催された公開討論会は40回以上(転載者注:2004年11月現在)になりますが、最近ではほとんど1問1答形式は行われないそうです。 そう、北海道の討論会は、文字通りの「討」論なのです。 北海道を熱くさせているその男の名は、北海学園大学の森啓教授。 では、どうしたら、それほどコーディネーター主導の討論会が実現できるのか? 北海道でも事情は同じなので、出演交渉の時は1問1答形式とか、オーソドックスな内容で伝えておく。 ところがこの森先生、当日の壇上でいきなり 候補者達も、一瞬戸惑うでしょうけれど、大勢の観衆も手前、「それは約束が違う」とは言えず、承諾する。そして、コーディネーターvs候補者の熱いバトルが繰り広げられる。 この「今日は私に任せてもらえますか」作戦は、たとえ候補者自身がその場で承諾したとはいえ、一歩間違えば後から主催者の背任行為とも取られかねない危険な駆け引きです。 にもかかわらず、これまで一度も候補者から苦情を言われたことはないそうです。 その理由は、 したがって、必ずしもどのコーディネーターや地域でできる方法ではありませんが、いやはや北海道、やってくれますね。 地元の人の話によると、北海道は長年の補助金付け行政に有権者がどっぷりと浸ってしまい、厳しい事態にきちんと向き合って考える訓練が出来ていない人が多いと聞きます。そんな空気だからこそ活を入れようとする、リンカーンフォーラム北海道と森先生に大いに期待します。 |
ここに学ぼう | フォワード型 Q.フォワード型とはどのようなものですか |
データファイル |
(DVDでご覧ください) |
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