4-10.リンカーン・フォーラム事務局への届け出
5.当日の運営
2.資料付公開討論会について
6.公開討論会が終了したら(マニフェスト・サイクルへの関与)
4.開催の準備

 

 

  2.資料付公開討論会について

 

 必ずしもマニフェストを討論題材の前提としない通常の公開討論会でありながらも、一部(または全員)の候補者から希望があれば会場でマニフェストの配布を認め、マニフェストを討論の題材として扱いやすくした公開討論会を、「マニフェスト型公開討論会」との区別から便宜的に「資料付公開討論会」と呼ぶことにします。
 「マニフェスト型公開討論会」と「資料付公開討論会」との違いは、公開討論会でのマニフェスト配布や、発言の中心にマニフェストを据えることが、「マニフェスト型公開討論会」では主催者の意思であるのに対し、「資料付公開討論会」は候補者の自発的意思である点です。

 資料付公開討論会は、マニフェスト型公開討論会に比べて候補者に出演いただきやすく、準備や当日の進行などの多くの面でも運営が容易であり、公開討論会初心者であっても比較的簡単に取り組むことが出来る点がメリットです。
公開討論会の初心者が、はじめからマニフェスト型公開討論会に取り組むのは難しいので、まずは資料付公開討論会から着手することをお薦めします。

「資料付公開討論会」の開き方

・ 候補者が公開討論会でのマニフェスト配布を希望する場合は、それを認める
・ マニフェスト冊子の用意も、内容の遵法性も、候補者の自己責任とする
・ 主催者側が積極的にマニフェストを討論の中心に据えることはしないが、候補者自身がマニフェストを積極的にアピールして他の候補者との差別化を計るのは構わない。
・ 記者会見では以上の点を説明し、記事で「マニフェスト型公開討論会」と表現しないように依頼する。ただし、マニフェストを自発的意思で提示する候補者がいれば、その候補者についてはマニフェストが討論の中心となる点も強調する。

 

 

 これ以外は通常のリンカーン・フォーラム方式公開討論会の開き方と同様です。
ただし、資料付公開討論会の実施に際しては、「マニフェスト型公開討論会」の開き方が参考になりますので、本マニュアルも理解しておきましょう。

 

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