市川市長選公開討論会
〜市川市長選実践録〜


内田豊 


  ■低投票率は政治への無関心の象徴?

 市川市長選挙は、過去5回、いずれも20%代という低投票率で、いわゆる"千葉都民"と呼ばれる、地元政治への無関心層の象徴のように言われてきました。市川に住んで9年になる私は、「市民は心から市政に無関心なのだろうか。いや、今の選挙で候補者の考えを知れるのは、会社員の場合、駅頭演説の横を通り過ぎるわずか10秒程度にすぎず、これじゃあ関心も持てないし、判断のしようが無い。だから投票には行かなかったという人が多いはずだ。候補者をきちんと比較検討できる判断材料さえあれば、市民はもっと関心を持ち、投票率は高まるはずだ」と考えていました。そして、平成9年11月30日の市長選に向けて、公開討論会を開催したいとも考えていました。

 ■公開討論会をやろう

 そんな矢先、公開討論会をやろうと呼びかけている人がいると、市民オンブズマン仲間から聞きました。私は渡りに舟、とばかりにこの話に飛びつきました。9/13(土)の初顔合わせには7つの市民団体のメンバーが集い、公開討論会を開く目的として、1)投票率をあげるきっかけとする 2)発言内容が当選したあとのチェック資料になる 3)市民の意識変革につながる 4)市政参画のひとつの手段 5)公約の判断材料になる 等を確認しました。そして、各種市民団体の横断組織による「市長候補を知りたい!公開討論会を実現する会」を発足させ、私と、今回の呼びかけ人である西川さんが同会の連絡先となりました。また、資料1の案内状を作成し、今回集まったメンバー以外への参加も呼びかけました。

 ■会場の確保はお早めに

 公開討論会まであと2ヶ月、準備期間としては十分ですが、まずは会場を押さえておかなければいけません。公民館などを中心に調べたところ、驚いたことに300人以上の会場はどこも1年前から予約が埋まっているとのこと!これでは話になりません。幸い、西川さんがあらかじめ、市民会館の大会議室(定員156人)を告示日1週間前の土曜日(11/15)に予約していたので、これを利用することに決まりました。それでも低投票率の市川で、この156人の会場を埋めるのは至難の技かもしれません。ともかく私たちの動員目標数が決まって、気持ちが引き締まりました。

 ■「体験談」と「実施マニュアル」にしたがって計画を立案

 私たちにとって公開討論会主催は初めての体験です。そこで、おとなりの船橋市で数ヶ月前に市長選公開討論会を実施(第2章第5節参照)した野屋敷さんから体験談をうかがいました。それによると、公平・中立に運営するために細心の注意を払ったほか、特定の集団からの嫌がらせや脅し、逆恨みなどを受けないように相当気を使ったとのこと。私たちのメンバーのほとんどを占める女性陣は、この話を聞いて一気に萎縮してしまいました。しかし私は、事前に野屋敷さんからリンカーン・フォーラムの「公開討論会実施マニュアル」をもらっていたので、この内容に準拠していれば絶対に心配ない、と女性陣を勇気づけました。そして私たちは以降、「公開討論会実施マニュアル」の各項目に、可能な限り忠実に計画立案・行動していったのです。

  ■みんなで知恵を集めて公開質問状を作成

 私たちの討論会のひとつの呼び物として、事前に公開質問状を立候補予定者に提出し、回答の一覧を公表しようという計画がありました。私たちのメンバーは、障害者問題、環境問題、女性問題、ゴミ問題、都市計画、市民オンブズマンなど、様々な市民団体から構成されているため、各団体が質問したい内容を持ちよったら、市政の広範囲にわたる質問状が自然と出来上りました。ただ、各団体の問題意識の深浅の違いから、身近な内容を問うか、大局的な内容を問うかについては意見がまとまらず、結局は折衷案となりました。資料2が私たちが作成した公開質問状です。  なお、この公開質問状は10/16に候補者全員に発送し、10/30を締め切りとしました。締め切り日は投票日(11/30)の1ヶ月前ですが、公開討論会(11/15)の2週間前であり、討論会前にワープロ化、印刷、一般配布するためにはギリギリのスケジュールでした。

 ■立候補予定者へのアプローチを開始

 今回の選挙では、5期連続の現職市長が引退を表明し、5人の新人が出馬表明するという大混戦となりました。5人の内訳は、前助役の増田氏(自民系無所属)、自民党県議の千葉氏(無所属)、元衆議院議員の小岩井氏(無所属、民主党・社民党推薦)、東京外環道路計画反対運動の代表である高柳氏(無所属、共産党・新社会党推薦)、そして女性党の竹中氏です。
  自民党王国である千葉県で、自民党が候補者を1本化できずに分裂、共産党は市民団体と共同戦線で選挙を進め、新興政党の女性党は派手な事前運動で各地で波紋を呼ぶなど、どの陣営も話題が豊富で、討論会に一人でも欠けると盛り上がりませんし、まして立候補予定者が最低2人以上参加してくれなければ、公開討論会自体が成り立ちません。
  そこで、公開質問状の回答催促と合わせ、立候補予定者へのアプローチを開始したのが10/26(日)です。この日までに小岩井氏と高柳氏からは参加の内諾をもらっていたので、自民党系の増田氏と千葉氏の選挙事務所に出向き、私たちが中立の立場であること、討論会は公平に行うことなどを説明しました。増田事務所は丁寧に応対してくれましたが、千葉事務所は「参加するかは選対が判断することだ。予定が埋まってたら無理だよ。」とそっけない返事。公開質問状についても「そんなもの知らんよ」と冷たくあしらわれました。これは手強いぞ、との印象を受けました。とにかく熱心にアプローチすることだと考えた私たちは、翌日から毎日、参加依頼の電話を続け、10/28(火)には増田陣営と女性党から参加の内諾、千葉陣営からも「参加の方向で検討している」との返事をいただけました。さあ、これで役者が全員揃いました!

  ■公平・中立に進めるために、選管、警察に相談

 私たちは、企画の初期段階から、選挙管理委員会と市川警察署に相談し、公開討論会を公平・中立に進めるために気をつける点(発言時間が偏らない事など)や、素人判断で公職選挙法などの法令に違反しないためのアドバイス(「○○をよろしく」と言わせない、名前を連呼させない等)を受けてきました。そして、すべての情報を選管と警察にオープンにしてきました。選挙管理委員会はその立場上、私設の公開討論会を"公認"してはくれませんが、概ね好意的に扱ってくれました。また、選管や警察に話を通じていることが、後に述べるように大きな信頼につながりました。

  ■全国初のホームページ、パソコン通信による公開討論会情報発信!

 私は公開討論会の情報を、ぜひホームページで発信したいと思っていました。ホームページは誰でも無料でアクセスでき、刻々と変わる状況をタイムリーに提供できるメディアだからです。しかし、この計画には大きな壁がありました。公職選挙法です。公職選挙法は、選挙で行っていい事を規定したものなので、ここに書かれていないものは原則、選挙違反となります。ホームページのように、公職選挙法施行当時に存在しなかったものはグレーゾーンで、状況によっては選挙違反と判断される可能性もあります。選管に相談した結果、告示日前は原則何でもOK、告示日以降は候補者の宣伝に当たりそうなものはすべて駄目、ということになりました。公開質問状の回答や、公開討論会での発言内容は、たとえ公平に一覧表示しても告示日以降の掲示は違反になります。新聞やテレビに許されている事が市民によるホームページではどうして駄目なのか、ふに落ちない点もありましたが、新聞ですら販売実績によって選挙報道が規制されているとのことなので、この点は妥協しました。このような事前確認を踏まえて「市川市長選公開討論会ホームページ」が完成し、資料3にある各項目を随時掲載していきました。

  ホームページのアドレスは新聞各社に報道してもらったほか、市川市の地元情報ページで最も人気のある「いちかわHPネット」の管理者にお願いし、リンクを張ってもらいました。「いちかわHPネット」を見ていた人が、ふと「市川市長選公開討論会」という文字をみつけてクリックすると、自動的に私たちのホームページが開く仕組みです。

 ホームページは紙と違って文字数制限を気にする必要が無いので、公開質問状の回答のように大量の情報を掲載するにはぴったりでした。選挙期間中は回答の部分を表示しないようにしましたが、選挙後には表示を復活させ、新市長の公約がいつでも誰でも確認できるようにしてあります。これは今後、市長の公約実現度をチェックする市民オンブズマンなどに役立つものと考えています。
  ▼市川市長選公開討論会のアドレス
  https://www.touronkai.org/refer/ichikawa.htm
  また、ホームページの作成と同時進行で、パソコン通信のNIFTY-SERVEでも情報を発信しました。地元の市川市民による電子会議室はなかったので、おとなりの浦安市の「うらやす市民ネット」を利用させてもらいました。

  ■ 公開質問状「回答」のワープロ化で見事な連携プレー!

 マスコミの協力を得る事は重要です。討論会終了後ののアンケートでも、36%の人が「新聞で討論会を知った」と答えており、「知人から」に次ぐ第2位の宣伝力でした。

 私はマスコミに知り合いがなく、どうアプローチしてよいか知らなかったのですが、西川さんが手慣れていて、てきぱきと記者会見の手続きをしてくれました。記者会見は10/31(金)14:00から市役所の記者クラブで行われ、討論会のコンセプトの説明と、宣伝の協力依頼をしました。以降、数社の記者から名刺もいただき、彼らからの取材には積極的に応じるようにし、こちらの情報もどんどんFAXしたことが奏効し、通算で7紙が11回報道してくれました。地元記者とのつながりができた事は、次回討論会をすることになったとしても大きな宣伝力を発揮するでことしょう。

  ■参加者動員作戦

 私たちは、156名の会場をできるだけ一般参加者でうめるために、様々な方法で宣伝活動をしました。

 (1) ビラ

 討論会の勧誘ビラを作成し、7000枚印刷しました。メンバーの中に、処分したい紙を大量に保有している人がいたので、ただで分けていただきました。印刷は、女性ならば、市の女性センターの印刷機利用が無料なので、これをフル活用しました。配布は、11/3(祝)の市民まつりの日に会場入口で配布したり、駅頭配布を女性陣が担当、私のような会社員は、会社帰りにポスティングを担当しました。毎日30分づつ1週間ポスティングを続けると、持ち分の2000枚もあっという間になくなり、楽なものでした。

 (2) ポスター

 私は自分が住む700世帯の巨大マンションに、討論会のポスターを貼ろうとしましたが、ここで一悶着ありました。マンションへの掲示の許認可を握る管理組合に、掲示の差し止めを食らってしまったのです。管理組合は私たちと討論会の、政治的中立性を危惧していたのでした。公開討論会のポスターを見た住民が出かけていったら特定政党の候補者の独演会だったのでは、管理組合もたまったものではありませんので、彼らの慎重ぶりもうなずけます。そこで私は、選管や警察とも相談して中立の立場で運営している事を、選管・警察の担当者名つきで説明し、討論会には全候補が出席するという新聞記事を見せました。これで管理組合にも納得していただき、めでたくポスター掲示ができる事になりました。

  (3)DM・電話作戦

 私たちは各種市民団体の連合体なので、各団体の連絡網がありました。これを利用して、DM・電話・クチコミ作戦を展開しました。討論会を知ったメディアの1位が「知人から」(42%)であったのも、この成果の現われです。

  (4) 公開質問状回答の配布

 公開質問状の回答一覧も、強力な勧誘ツールとなりました。これはホームページやパソコン通信に掲載したほか、A3両面3枚で印刷しました。この印刷物を希望者に配布するとの新聞報道が反響を呼び、多くの発送申し込みが相次ぎました。

 ■ケーブルテレビへのアプローチは遅すぎた

 なお、ダメモトで地元のケーブルテレビにも取材を依頼しましたが、これは討論会の1週間前だったので遅すぎました。ケーブルテレビでも「候補者によるTV討論会」を企画していたので、これとバッティングしてしまうのもまずかったのかもしれません。

 ■応援団対策

 また、積極的に参加者動員を図るのはいいものの、候補者の支援者が大量に押しかけて会場を占拠してしまうのを、どう予防するかが悩みの種でした。かつての立会演説会では、一部の宗教・政治団体が聴衆を大量動員して気勢を上げ、自党の候補者の演説が終わるとドッと退場したことがきっかけで、演説会が廃止となったからです。さらに今回の選挙では、障害事件すれすれの抗争が起こったり、宗教団体の集会に酷似した大規模出陣式、怪文書が出回るなど、相当ヒートしていると伝えられていたからです。

 また、今回は5人も候補者がいるため、時間配分をどうするかで大論争となりました。ひとつには、候補者の公約発表の時間。私は15分と提案しましたが、仲間の中には「5分も聞いていたら眠くなってしまう」という声もあり、意見が合いません。結局、10分で双方妥協する事にしました。また、一人当たりの登場時間を完全に区切るか、それとも公約発表と質疑応答の時間を分けるかでも意見が分れました。候補者が5人もいると、全員が討論会の最後までいてくれるとは限りません。そのリスクを避けるためには、前者の方法で「あなたは少なくともこの時間帯だけはいてください」と指定するのがベターです。しかし、共通質問を全候補にぶつけるには、後者の方が面白いです。色々検討した結果、後者の時間配分に決め、当日、突然のキャンセルが出た場合のタイムチャートも用意しておくことにしました。あわせて、当日の運営ルールも作成しました。これが資料4です。

  ■ 2種類の質問用紙

 会場からの質問用紙は2種類用意しました。1枚目の質問用紙は、開演前に回収します。  参加者は公開質問状の回答を、事前に、又は会場入り口で入手しているため、ある程度の予備知識があり、開演前でもこれに対する質問が出来るからです。また、2枚目の質問用紙は政策・公約発表のあとに、発表内容に対する質問を記入してもらうこととしました。また質問用紙を2回に分けて回収する事により、質問選定スタッフの選定時間を稼ぐ事も、2種類にしたねらいです。

  ■頭を悩ます依頼

 討論会の3日前になって、少々頭を悩ませるFAXが舞い込みました。候補者のM氏の事務所から、公開質問状「回答」の一部を削除して欲しい、という依頼です。ワープロミスではなく、明らかに「回答内容の変更」です。「回答」は当日配布分も含めて全て印刷済みであり、希望者には事前に渡してあります。一部といえど、そう簡単に削除できるものではありません。しかし、ここでM氏の機嫌を損ねて、「出席を取りやめる」などと言われては困ります。「できるだけ対処してあげた方がいいでしょう」「会場で口頭で説明しては」という声もありました。

 結局は西川さんに相談し、一切削除に応じない事にしました。M氏だけ回答の削除に応じると、回答の部分修正をしたいという候補が他にいた場合、公平性を欠く事になります。また、会場で口頭説明すると、M氏の名前だけ発言する事になり、他の候補者から「M氏の事前運動ではないか」と文句をつけられてしまうと、返ってM氏へ迷惑を掛け兼ねません。M氏陣営にもこれで納得いただきました。やはり、最も大切な判断基準は、公平・中立でした。

  ■当日の役割分担

 11/15、いよいよ討論会当日となりました。これまでの準備は、公開質問状の作成以外、ほとんどは私と西川さんで進めてきましたが、当日の運営には多くのスタッフが必要です。  会場外には受付け(一般、支援者、報道関係者別)、候補者接待、質問選定係が控え、立て看板も用意しました。会場内には、場内案内、質問用紙回収係が動き回ります。また、記録担当のテープ録音、ビデオ録画、カメラ撮影、書記係が機器のテストをします。そして開演後は、司会、コーディネーター、タイムキーパー、「1分前看板」掲示係にすべてが委ねられます。

  女性陣は誰に指示されることなく、見事な段取りでそれぞれの担当をこなしました。また、演壇上に花を飾るなどの演出には、さすが、と感心させられました。コーディネーターの私は、彼女たちが準備ぶりに大いに安心し、心の中でのリハーサルに専念できました。  さあ、開場時刻が迫っています。胸が高鳴ります。いよいよ幕開けです!

 ■ 参加者がぞくぞくと押しかけた!

 参加者は開場の18:00以前から何人も来ていましたが、開場以降、ぞくぞくと押しかけ、あっという間に満席となりました。市民会館の補助椅子60脚すべてを借りましたが足りません。やがて立ち見、座り見が通路にあふれ、入場しきれなくなり、会場外で立ち聞きする人や、資料だけもらって帰る人も大勢現れました。まさにうれしい悲鳴です。後に入場者名簿や配布物量を調べた結果、会場には300人、会場外にも50人以上の方に来場していただけたことがわかりました。

  ■公約発表、質疑応答が整然と進む

 そんな超満員の中で、討論会は整然と進行しました。候補者に自由に演説させたにもかかわらず、恐れていた野次や罵声、演説妨害は小さな罵声が1回のみで、300人の聴衆は候補者の熱弁を静かに聞き入っていました。市川でこれだけ参加者が冷静であったことは、今後の討論会を企画する上で、より自由度の高いスタイルに踏み込むことも可能であることが確認できたのではないかと思います。

 ■ そして、候補者も大感激

 討論会の休憩時間に、ある新聞記者がコーディネーターの私を呼び、「討論会最後に候補者の感想を一言聞いて欲しい」と耳打ちしました。私は面白い試みだと思い、ひとりずつ聞いていったところ、どの候補者も、討論会が実に公平・中立に運営され、思い切り自分の意見を主張できた事に感謝していました。みな、紅潮し、大きな満足感を得た顔で、心から感激していたようでした。私もうれしくなりました。

 ■念願の投票率アップ達成

 そして、11/30の投票では投票率が前回から6.89ポイント増加し、34.82% となりました。話題性の豊富な選挙だったので、私たちの討論会の成果が投票率向上にどこまで貢献できたかは疑問です。しかし、投票所別で細かく見ると意外な事が分りました。

  普段投票率が高い北部農村部でも今回は投票率が低く、一方、公開討論会の会場となった市の中心部は、普段は投票率が低いのに、今回は投票率上位を独占しました。市川市は南北の交通の便が悪く、討論会に来場した人は市の中心部在住者が大半と予想できる事から、私たちの討論会も多少は貢献できたといえそうです。

 ■第三者に公平・中立をアピールすることの難しさ

 討論会後、ほとんどの新聞が討論会を好意的に扱ってくれましたが、討論会を揶揄する論調の新聞が1紙ありました。曰く、「主催者の中に特定の人の支援者がおり、中立とはいえない」と。確かに私たちの仲間に特定の候補者の支援者がいたことや、そのことが原因で討論会参加を躊躇した候補者がいたことも事実です。もともと私たちのメンバーは各種市民団体の連合体なので、ほとんどの人が討論会企画以前から何らかの政治的目標を持って活動していたため、特定候補の支援者がいても当然でした。

 しかし私たちは市政の課題に対し、反対や賛成の立場で活動している市民団体がお互いの立場を超えて、「公開討論会を実現する」ために結束しました。それぞれの団体の主張は新市長が誕生してから各団体毎に主張しよう、今回は公平・中立を保とうということで固い絆ができ、これはとても良い結果として現れました。ただし、討論会前にその中立性を第三者に理解してもらうのはやはり困難だということも分りました。
 







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更新日 2001年02月25日