公職選挙法改正に関するシンポジウム
〜秋の衆議員選挙に向けてリンカーン・フォーラム本格活動〜


GCFレポート巻頭言(99年6月号掲載)
リンカーン・フォーラム代表  小田全宏



 春の統一地方選が終わってホット一息ついたと思いきや、衆議院選挙が、この秋に行われる気配が濃厚となり、リンカーン・フォーラムも急いで体制を整えなくてはならなくなりました。よく私も仕事柄「選挙はいつになりますか」という質問を受けますが、実にこれは誰にもわからないのです。ただ一つ確かなことは、来年10月の任期満了までの間のいつかに選挙が必ず行われるということです。まあ意識としては常在戦場で臨み、いつ不測の事態が発生しても、大丈夫なように準備だけは進めて参りたいと思っています。

 さて、今月は公職選挙法改正に関するシンポジウムの報告と7月30日のリンカーン・フォーラム・シンポジウムのお話をしたいと思います。

 去る6月1日衆議院議員会館で民間シンクタンク“構想日本”(代表加藤秀樹)が主催して、公職選挙法の改正に関するシンポジウムが開かれました。50人程が集まり、国会議員も17名が参加し熱心な討議がくりひろげられました。

 公職選挙法改正の主旨は、リンカーン・フォーラムが公開討論会を開催する時に、いつも問題になる“告示後の公開討論会の実現”と“テレビ中継を可能にすること”でありました。これが可能になると、公開討論会は質量ともに飛躍することになります。何としても実現したいものです。

 そこで会の冒頭で、私が公開討論会の意義について話をしたのですが、非常に大きな反響があり、各代議士たちもそれぞれが、この公開討論会の必要性を語ってくれました。集まった代議士はやはり若手が中心だったのですが、中にはベテランのある大物代議士が出席していました。その代議士は私が話をしている時も腕を組み、みけんにしわをよせながら、眠っている風情でした。その代議士がディスカッションの時に、怖い顔をして、私もひとことと言って手をあげたのです。私は内心「こりゃ公開討論会に難くせをつけるのかな」と身構えていました。ところが、その代議士は、かつての立会演説会が廃止されたことを非常に残念がりながら、公開討論会の登場を絶賛したのです。私もいささか驚きましたが、代議士たちの言葉を聞きながら、確かに時代の流れの変わりつつあるのを感じました。

 この公職選挙法の改正に関しては、これからもまだまだ様々な関門があり、一朝一夕に実現することは難しいと思いますが、少なくとも政治の世界で、この公開討論会が常識になる時代が到来しつつある様です。
 その意味では、今後の衆議院選挙はリンカーン・フォーラムにとっても天王山になりましょう。
 

  そこで、7月30日(金)、今までのリンカーン・フォーラムの歴史を振返り、次の衆議院選にむけて思いを新たにするリンカーン・フォーラム・シンポジウムを開催することになりました。シンポジウムは一部と二部の構成にしたいと思っておりますが、一部では、私がリンカーン・フォーラムの歴史と公開討論会の意義について話をさせていただきたいと思っております。そして第二部では、“政治と言論”と題して政治家によるパネルディスカションを予定しています。パネリストは自民党から深谷総務会長、民主党から菅直人代表、共産党から不破委員長を予定しています。どうぞご期待ください。
 







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更新日 2000年11月28日