全国から注目される中、岐阜市内で27日に開かれた岐阜1区の公開討論会。出馬を表明している4人が初めて顔をそろえ、約300人の聴衆を前に持論を展開した。4人は、郵政民営化法案に反対し、無所属で出馬する前職野田聖子さん(44)、対立候補として自民党が擁立した新人佐藤ゆかりさん(44)、民主新人の柴橋正直さん(26)、共産新人の小川理さん(52)。議論したテーマのうち、郵政民営化問題と社会保障制度・少子高齢化対策についての見解を紹介する。 (総選挙取材班) ◆野田 聖子さん 民営化論議は、そもそも郵貯で集めたお金が特殊法人に流れる財投の仕組みを止めることから始まったはず。今は直接の流れはなくなったものの、財投国債の発行により結局郵貯のお金は特殊法人に回っており、この法案でもその仕組みは変わらない。また経営者の自由度、利便性の向上、国への利益の三つのメリットが保証されないことでも反対した。 【社会保障制度・少子高齢化対策】 議員年金廃止をうたって初めて年金制度改革に着手できる。今選挙の最大の争点は少子化対策。岐阜県は昨年、出生率が全国で一番下落した。思い切って時限立法として子ども省を設けるべきだ。今の女性は働くことが前提になっている。それに合わせた施策が必要。雇用対策として消費税を使うのもやむを得ない。 ◆佐藤ゆかりさん 【郵政民営化問題】 郵政民営化関連法案はまず通過させ、見直しは随時必要。将来がバラ色ならゆっくり時間をかけて直せばいいが、政治家には正しいタイミングを計る能力が問われる。少子高齢化が切羽詰まっている。 それまでに金の流れを良くして、景気を支えるために民営化が必要だ。民営化には、商品の多様化やサービス向上などのメリットもある。 【社会保障制度・少子高齢化対策】 医療は、少子高齢化が進む中、高齢者にも負担していただく時代。人口が減り勤労者負担は重くなるが、所得格差も見定めて負担してもらう。 少子化は、夫婦共働きのケアが不足しており、託児所整備が大事。年金は賦課方式を維持しつつ、子供を増やす取り組みもするなど、トータルプランが必要だ。 ◆柴橋 正直さん 【郵政民営化問題】 国の無駄遣いにメスを入れるというのが出発点だったが、結果的に入らなかった。まず税金の無駄遣いの構造にメスを入る。 それから肥大化した郵政事業を縮小する。郵便事業は最低限の行政サービスですから維持する。郵貯、簡易保険はどんどん縮小する中で、民営化が必要なら議論すればいい。郵政改革に反対ではない。 【社会保障制度・少子高齢化対策】 年金では、不公平で分かりにくい制度を抜本的に変えないといけない。まずは政治家の襟を正し、議員年金を廃止する。社会保険庁も廃止。どんな職種でも同じ制度にし、基礎年金・最低保障年金は消費税でまかなうようにする。 少子化問題では、子ども家庭省を設置して政策の一元化を図っていく。 ◆小川 理さん 【郵政民営化問題】 真っ向から反対する。小泉首相は「民間でできることは民間へ」というが、民間がやらないサービスを提供しているのが郵便局。 大銀行や証券会社の求めに応じた改革案で、郵便貯金や簡保資金の大事な国民の生活資金をリスクのある投機的運用に回すことになってしまう。 民営化しても、景気はよくならない。 【社会保障制度・少子高齢化対策】 国と地方の債務残高は一九九〇年を境に大幅に増大してきた。そうした中、政府税制調査会は、法人税を減らしたうえ、社会保障の企業負担も減らせといっている。 その穴埋めに庶民の消費税を上げ、大増税を課そうとしているような身勝手な政権では、私たちの社会保障はできない。 http://www.chunichi.co.jp/00/gif/20050828/lcl_____gif_____000.shtml |
三十日公示、九月十一日投票の衆院選で、宮城5区から立候補を予定している自民党新人の斎藤正美氏(五〇)、民主党前議員の安住淳氏(四三)、共産党新人の高野博氏(六二)による公開討論会(石巻青年会議所主催)が二十五日夜、石巻文化センターで開かれた。三氏は争点の一つになっている郵政民営化問題などの国政課題に、地域課題を絡めながら熱く持論を展開した。 討論時間は二時間。初めに三人が自己紹介をした後、あらかじめ決められた(1)郵政民営化を含む構造改革(2)税制改革(3)外交(4)景気対策−の四つのテーマで、五分ずつ意見を述べた。この後、各氏が他の二人に質問をぶつける「クエスチョン・タイム」があり、最後に総括発言をした。 斎藤氏は、国政の光が地方にも差すような政治を進めるため、小泉構造改革の推進を強調。郵政民営化を「すべての改革の突破口になる」とし、最低一兆円以上の税収増、年金の財源につながる展望を述べた。 安住氏は、どんな境遇で育っても努力した人が報われる社会をつくるための政治を展開すべきだと主張。今の郵政民営化法案には反対の立場で「役所の体質を変え税金の無駄遣いを改めることが先決」と語った。 高野氏は、人間が人間らしく平和に暮らせる社会を訴え、「子供たちを戦場に送らないためにも憲法九条の堅持を」とした。郵政民営化には「国民の願っていないことが進められようとしている」と批判した。 クエスチョン・タイムでは、斎藤氏が行財政改革、安住氏が年金制度、高野氏が政治と金について取り上げた。 討論会は約二百人の有権者が会場で聴いた。ラジオ石巻も中継番組を放送した。 http://www.sanriku-kahoku.com/news/2005_08/i/050827i-touron.html |
衆院選で1区からの立候補を予定している4人が、自身や党の主張を述べる公開討論会が26日、盛岡市の岩手教育会館で開かれた。約100人の聴衆が集まった。 参加したのは、自民党公認の及川敦(38)、民主党公認の達増拓也(41)、共産党公認の神部伸也(31)、社民党公認の細川光正(56)の4氏。解散の是非、社会保障や地域経済などの政策などについて意見を述べ合った。 外交政策について、神部氏は「イラク戦争に真っ先に賛成するなど、米国いいなりだ」、細川氏は「首相の靖国参拝などで、民間による近隣諸国との友好も壊された」などと小泉外交を批判。達増氏も「米国に対し、イラク問題などで非民主的なことはやめようと明言すべきだ」と主張した。一方、及川氏は「日米関係を基軸にすることで、安全政策もしっかり築ける。中韓問題も、日本が主張すべきは主張すべきだ」と述べた。 公開討論会は、日本青年会議所東北地区岩手ブロック協議会が主催。3区は25日に大船渡市で開かれたが、2、4区は一部の立候補予定者が参加しないことから中止となった。
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選挙区内の全立候補予定者が集まり、有権者を前に意見や政策を主張し合う「公開討論会」が、全国で活発に開かれている。30日に公示される今回の衆院選では、全国で百を超える討論会が予定され、京都府内でも23日に京都4区で開催された。立候補予定者の人柄が分かると有権者の反応も上々で、かつての立会演説会が形を変えた格好で定着し始めている。 公開討論会を通じて政治家を選ぶルールの普及活動をしているNGO(非政府組織)「リンカーン・フォーラム」(事務局・千葉県市川市)のまとめでは、今回の衆院選で開催を予定、調整中の討論会は計113回。全小選挙区の約4割で討論会が開かれる計算で、すでに26回開かれた。 主催者は、青年会議所や市民団体が多く、同フォーラムは、開催マニュアルをホームページで公開し、電話やメールでの問い合わせに応じるなどの支援をしている。 府内では、NGOや京都青年会議所の有志でつくる市民団体「まつり9・11」が主催している。同団体は、前回衆院選(2003年)の京都3区と参院選(04年)の京都選挙区で討論会を開いた実績がある。人見康裕事務局長は「活動が定着してきたので、立候補予定者への参加依頼もしやすかった」という。 今回の衆院選では、全立候補予定者の承諾が得られた京都4区で討論会を開催し、27日には京都3区でも開く。 4区討論会では、告知のちらしを新聞折り込みで一万部配布したほか、会場でも、自由発言の時間を設定したり、立候補予定者に○、×の札を挙げてもらい、それぞれの主張が明確に有権者に伝わるよう工夫した。 やじ合戦や政党による聴衆動員などが指摘されていた立会演説会(1983年、公職選挙法の改正で廃止)の反省を踏まえ、会場にも拍手の制限や宣伝活動の禁止などのルールを徹底した。 出席した立候補予定者の陣営は「ほかの立候補予定者との違いをはっきり打ち出すことができた。有権者の熱気もあり、立会演説会をほうふつとさせた」と評価する。 「まつり9・11」の鬼丸昌也代表(25)は「投票は未来の子どもたちの運命も決める。有権者は選挙の意義をかみしめてほしい」と話している。 3区の討論会は、27日午後1時から南区のホテル京阪京都で開かれる。 |
衆院選公示(30日)を前に、京都3区の立候補予定者による公開討論会が27日、京都市南区のホテルで開かれた。立候補を表明している自民党新人の清水鴻一郎、民主党前職の泉健太、共産党新人の石村和子の3氏が参加。郵政民営化法案のほか、環境と外交、財政再建などのテーマでそれぞれの主張をアピールした。 出席した3氏は設問されたテーマに沿って賛成、反対を示す「○」「×」の札を上げた後、理由を説明した。 郵政問題で、清水氏は「構造改革を進め、将来の福祉財源を確保するうえで避けて通れない」と持論を展開。泉氏は「民営化は必要だが、法案は不十分。年金問題を優先すべき」と強く主張した。石村氏は「地方や弱者の切り捨てにつながる郵政民営化には反対」と訴えた。 また、年金制度や自衛隊の位置付けなどについて3氏が互いに質問しあったり、相手の主張に反論したりする場面もあった。参加した市民約100人は「熱心な討論で候補予定者の主張が伝わってきた」と、真剣に聞き入っていた。 公開討論会は市民団体でつくる「まつり9・11」が主催した。今回の京都の衆院選では23日の京都4区に続き2回目。 |
総選挙を前に愛知7区内の立候補予定者三氏による公開討論会を二十五日、五青年会議所(JC)が共同して尾張旭市東大道町の市民会館で開いた。二時間にわたって三氏が熱弁を振るったが、集まった市民は平日午前中ということもあってか、約八十人と寂しかった。 (鈴木 智重) 出馬を表明している自民前職の鈴木淳司(47)、民主前職の小林憲司(41)、共産新人の坂林卓美(43)の三氏が出席。NGOリンカーン・フォーラムの児玉克哉理事の司会で、郵政民営化、憲法、財政・税金、教育、ポスト万博の五つを主題にそれぞれの考えを聞いた。 争点の郵政民営化について、賛成の鈴木氏は「できることは官から民へ、という改革を進める象徴」と訴えた。一方、小林氏は「郵政改革は賛成だが、小泉さんが出した法案の内容が間違っている」と説き、坂林氏は「民営化に利点はなく、考え直すべきだ」と主張した。 それぞれ意見を述べた後に、互いに質問、反論を交わす時間が設けられ、「〇〇党さんの意見はここがおかしい」などと白熱したやりとりが続いた。〇×で回答を求める質問コーナーもあり、相違点が明確になる議論が繰り広げられた。 税金対策を聞きたいと訪れた同市城山町の主婦佐藤基子さん(70)は「とても参考になった。良い機会なのに聴衆が少ないのは、もったいない」と話した。愛知中央青年会議所の兄山弘延理事長は「開催を決めてから一週間足らずで、告知が徹底できなかった」としながらも、前回の総選挙に続き二度目の公開討論会開催の意義を強調した。 http://www.chunichi.co.jp/00/ach/20050826/lcl_____ach_____009.shtml |
衆院選で、5区から立候補を予定している自民党新人の斎藤正美(50)、民主党前議員の安住淳(43)、共産党新人の高野博(62)の3氏が25日、石巻文化センターでの公開討論会に臨んだ。 主催の石巻青年会議所は、国政の重要テーマについて有権者に事前アンケートを行い、関心が高かった「郵政民営化を含む構造改革」「税制改革」「外交」「景気対策」の4項目について、3氏の主張や政策を聞いた。 3氏は自己紹介に続き、政治理念を訴えたほか、項目ごとに持論を展開した。また、3氏がそれぞれ自由にテーマを選んで、互いに質問する機会も設けられた。 有権者約200人が詰め掛け、投票の際の選択基準にしようと三者三様の政見に耳を傾けた。 2005年08月26日金曜日 |
総選挙の公示を前に、5区の立候補予定者による公開討論会(石巻青年会議所主催)が25日夜、石巻市の石巻文化センターであり、斎藤正美(自民)、安住淳(民主)高野博(共産)の3氏が自らの政治理念を述べ、主な政策について討論した。 郵政民営化では、斎藤氏が「自由な経営、サービスの多様化で地域住民に貢献できる。過疎地の郵便局は守っていく」と推進を訴えた。安住氏は「巨大な資金を持つ民間企業を作っても、うまくいかない。弱者のために郵便ネットワークを使うべきだ」と反対の立場を主張した。高野氏は「民営化は米国と日本の金融資本の意に沿ったものだ。郵便局がなくなる可能性があり、百害あって一利なしと考える」と反対を主張した。 会場では約200人の有権者が予定者の発言に耳を傾けた。 http://mytown.asahi.com/miyagi/news02.asp?kiji=7274 |
公開討論会の普及に取り組んでいる非政府組織(NGO)「リンカーン・フォーラム」は25日までに、30日公示の衆院選で日本青年会議所や市民団体の主催による公開討論会や合同個人演説会の実施が決まった小選挙区を発表した。兵庫県内では兵庫5、6区で地元の青年会議所(JC)が主催する公開討論会の開催が決まっている。 同フォーラムによると、二十五日までに全国で七十を超える選挙区で開催が決定。既に終了した選挙区も含め計約百五十選挙区での開催を目指しており、今後、各地の市民団体などに協力を求めていく方針。衆院選公示後の九月七日には、合同個人演説会の全国一斉開催を呼び掛けている。 討論会では政策論争の場を提供するという観点から、衆院選の争点である郵政民営化についての議論を予定。(1)郵政民営化関連法案への賛否(2)民営化してどうなるのか―などを候補者同士で討論してもらう。また与党のこれまでの政権公約(マニフェスト)の達成度についても意見交換する。 兵庫6区(伊丹、宝塚、川西市)の公開討論会は二十八日午後七―九時、伊丹市の伊丹シティホテルで開催。伊丹JCの主催で、宝塚、川西JCが共催する。現時点で立候補を表明している五人全員が出席する。 また、兵庫5区(豊岡、三田、篠山、養父、丹波、朝来市、川辺、美方郡)は三田JCが主催。二十九日午後七時―八時四十五分、三田市商工会館五階多目的ホールで開く。立候補を予定する全四人の出席が決まり、三田JCは「立候補予定者の政策や主張を正確に伝えられる場を提供できれば」としている。 いずれも無料で、会場では入場者からの質問も受け付ける。 |
8月28日(日)公示、9月11日(日)投・開票で実施される衆議院総選挙。神奈川13区(座間市・海老名市・綾瀬市・大和市)には前職の甘利明氏(56・自民党)、元職の土田龍司氏(53・民主党)、新人の近藤知昭氏(56・共産党)が出馬する見通しだが、公示日の28日に海老名市文化会館で地元JC主催の『公開討論会』が開催される。入場無料。 衆議院総選挙に地元の神奈川13区では、現在のところ前職の甘利明氏(56・自民党)、元職の土田龍司氏(53・民主党)、さらに新人の近藤知昭氏(56・共産党)の3人が出馬するとみられており、その3人が参加する『公開討論会』が、28日(日)午後6時から海老名市文化会館大ホールで開催される。主催は、座間青年会議所、(社)海老名青年会議所、綾瀬青年会議所、(社)大和青年会議所。 「市民主権の時代、自分たちのまちと国は自分で見て聞いて自分の一票を投じよう!」との呼びかけで行われる今回の討論会。各立候補予定者の政策・人柄を有権者にわかりやすく知らしめ、選挙をより身近なものにして投票率を高め、有権者の意識を代表する衆議院議員の選出を実現しようというのが狙いだ。 当日は、特定の候補者に対する批判・質問が生じた際にはコーディネーター裁量により反論・回答時間が設けられるなど、柔軟かつ公平性に配慮した運営がなされる予定で、入場者にも客席からの声援・誹謗・中傷や特定候補者のイメージをアピールする服装のほか、司会者の促す時以外の拍手などの自粛を求めている。 公開討論会に関する問合せは事務局 電話046(233)1805まで。 http://www.townnews.co.jp/020area_page/02_fri/11_zama/2005_3/08_26/zama_top1.html |
http://www.373news.com/2000picup/2005/08/picup_20050826_2.htm |
来月11日に行われる衆議院議員選挙を前に鹿児島2区の公開討論会が行われ、小泉改革の是非や郵政民営化の賛否について3人の立候補予定者が自らの主張を訴えました。
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「人気とり合戦」とも揶揄される今回の選挙は、目まぐるしく変わる政局に目が離せない状況となっている。だが、本当に大事なことは、候補者を自分の目で見て政策をもとに投票をすることではないだろうか。「郵政」ばかりが注目される今回の選挙においては、なおさらのことである。そこで私は、候補者の話を直に聞くことのできる公開討論会に足を運ばれることをおすすめしたい。 8月22日(月)から27日(土)まで、東京23区では公開討論会が17選挙区全てで行われている。皮切りとなる第1日目は、東京1区 の新宿区箪笥区民センターで開催され、自由民主党政務調査会長の与謝野馨氏、民主党ネクストキャビネット厚生労働大臣・経済産業大臣の海江田万里氏、国政に初めてチャレンジする日本共産党の堀江やすのぶ氏の3氏がゆずの「夏色」をテーマ曲に、200名の聴衆が待つ会場に登場した。 現在の公職選挙法の関係上、会は公平性のルールに基づいて粛々と進み、論点は(1)政治信条・郵政民営化、(2)憲法改正、(3)青少年問題・教育、(4)対アジアの外交、(5)税制改革の5点となった。 討論会を聞いてみての率直な感想をいえば、物足りない感が少なくなかった。確かに、公職選挙法の関係で公示日前の「選挙運動」はできず、「政治活動」のみとなるため、規制されることは多いかもしれない。だが、各党員とももっと迫力をもって討論に臨んでほしかった。 とくに、東京1区の顔ぶれをみれば政策論争になることを期待したが、どちらかといえば穏便な雰囲気に終始し、マニフェストを提示した割には、手法や数値目標、各党との違いに対する訴えは弱かった。政策に対する想いが伝わってこないのだ。だがそれでも、ポスターや街頭演説よりもはるかに個人の能力が浮き彫りになることは確かだ。 有権者は忙しい日々を送っており、テレビや新聞だけに頼らざるを得ない面も確かにある。だがマニフェストが出された以上は、候補者が党と異なった政策を述べていないかについても見極め、メディアに踊らされることのないように自らの政策に対する目を養っていく必要があるであろう。 皆さんも、一度公開討論会に参加して自分の目と耳で確かめてみてはいかがだろうか。 ※日程と出演候補者は、東京青年会議所のHPを参照してください (山下大吾) http://www.janjan.jp/government/0508/0508230331/1.php |
公開討論会の普及に取り組んでいる非政府組織(NGO)「リンカーン・フォーラム」は24日午後、総務省で記者会見し、衆院選で日本青年会議所や市民団体の主催による公開討論会や合同個人演説会の実施が決まった小選挙区が72に上ると発表した。 既に終了した選挙区も含め計約150選挙区での開催を目指しており、同フォーラムは各地の市民団体などに協力を求めていく方針。衆院選公示後の9月7日には、合同個人演説会の全国一斉開催を呼び掛けている。 討論会では政策論争の場を提供するという観点から、衆院選の争点である郵政民営化についての議論を予定。(1)郵政民営化関連法案への賛否(2)民営化してどうなるのか――などを候補者同士で討論してもらう。また与党のこれまでの政権公約(マニフェスト)の達成度についても意見交換する。〔共同〕 (21:00) http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20050824STXKD045024082005.html |
http://www.373news.com/2000picup/2005/08/picup_20050824_8.htm |
川口市と鳩ケ谷市の有志でつくる「2005年埼玉2区公開討論会を実現する市民会」(小森貴浩代表)は、二十六日午後六時半から川口総合文化センターリリア・メーンホールで、三人の立候補予定者を集め公開討論会を予定していたが、出欠の回答日の二十三日までに一人の欠席回答があり、二人だけで開催することになった。 同会は川口、鳩ケ谷両市在住、在勤の弁護士、会社社長、社会保険労務士、公認会計士、司法書士、行政書士ら約三十人の有志が集まって設立。 公開討論支援のNGO「リンカーン・フォーラム」(事務局・千葉県市川市)の協力を得て同フォーラムの方式に従って公開討論会を企画した。 参加依頼をしていたのは民主前の石田勝之氏(50)、自民元の新藤義孝氏(47)、共産新の池田伸宏氏(32)の三人。このうち石田氏が「当初より極めて重要な会合があり、都合がつかない」と欠席の回答をしてきた。 このため、同会は二候補予定者のみの公開討論会の開催の是非を論議したが、「二候補予定者だけの参加であっても有権者に対し政治への参加意識を高める意義はある」と判断した。 公開討論会は、若干時間が短縮するほかは内容は変わらないという。手話通訳も付く。同会では「三人でなく誠に残念。ぎりぎりまで論議し、二人だけでもということになった」と話している。 |
NGOや京都青年会議所の有志でつくる「まつり9・11」が主催し、立命館大法学部の小堀真裕教授がコーディネーターを務めた。 議論の中で特に意見の違いが浮き彫りになったのは、イラクへの自衛隊派遣など外交・安全保障についての問題。中川氏は「米国との連携は大切だが、日本にある基地は必要ないのでは。イラク派遣は国民投票で決めればいい」。北神氏は「日本の国力で日本の国を守るという原点に戻るべきだ。そのための気概と能力が大事。自衛権は当然の権利」。成宮氏は「日本は憲法9条を生かして世界平和に貢献するべきだ。米国の言いなりの政治はやめなくてはならない」。田中氏は「政府の解釈で自衛隊派遣がどんどん広がることを危惧(きぐ)する。歯止めをかけるため、憲法9条を変えるべきだ」とそれぞれ述べた。 「まつり9・11」事務局長の人見康裕さん(38)は「準備期間が短かったので心配したが多くの人が集まってくれた。候補者の人柄もよくわかったと思う。この勢いで、3区でもぜひ成功させたい」と話した。 3区の討論会は27日午後1〜3時、南区東九条西山王町のホテル京阪京都である。 http://mytown.asahi.com/kyoto/news02.asp?kiji=4896
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二十二日には甲府市内で同実行委設立会議を開き、討論会を三選挙区ごとに開くことなどを決めた。制限時間を設けるなど中立性に配慮することも確認。詳細なスケジュールやテーマは早急に詰めるという。 同実行委は既に複数の立候補予定者に打診し、出席するとの回答を寄せた陣営もある。立候補予定者十人全員に呼び掛け、欠席者が出た場合でも開催する予定。 同実行委は日本青年会議所関東地区山梨ブロック協議会、県内十二の青年会議所、県女性団体連絡協議会など十八団体で構成。公開討論を通じて有権者に政策などを比較してもらおうと企画した。 |
http://www.373news.com/2000picup/2005/08/picup_20050823_5.htm |
30日に公示される衆院選を前に、岡山4区から立候補を予定している新顔3人による公開討論会が29日午後7〜9時、倉敷市民会館大ホールで開かれる。市民ら8人でつくる実行委員会(中村功芳代表)の主催。中村代表は「3人の政策や人間性を判断する絶好の機会。多くの人に聞いてもらいたい」としている。入場無料。 全国各地で公開討論会を支援しているNGO「リンカーン・フォーラム」が後援。4区からは自民新顔の橋本岳氏(31)、民主新顔の柚木道義氏(33)、共産新顔の東毅氏(29)が立候補を予定しており、3陣営とも出席を内諾しているという。 |
衆院選の立候補予定者が政策や意見を述べる東京青年会議所(東京JC)公開討論会が二十二日、東京1区を皮切りにスタートした。二十三区内では東京JCが、多摩地区では地元JCが主催。都内二十五の選挙区のうち二十二選挙区(二十二日現在)で予定されている=表。東京JCなどによると、立候補予定者のうち、数人が欠席する見込みという。 また、別の市民団体が多摩地区で公開討論会を計画しているという。 新宿区箪笥町の新宿区牛込箪笥町区民センターで開かれた1区の討論会には自民の与謝野馨、民主の海江田万里、共産の堀江泰信の三氏が参加し、有権者ら約百人が来場。一人ずつ約十分間のフリートークで開始した。 堀江氏は「今回の解散は道理がない。国民にとって一つもメリットがない郵政民営化法案は完全に廃案にしたい。共産党は野党らしい野党としてやっていく」と主張。 海江田氏も「今回の解散は理不尽だ」とまず批判。「郵政民営化だけを争点にするのは肯定できない」とした上で「郵政民営化は急ぐ必要はない。今やるべきことは年金問題だ」と主張した。 与謝野氏は「旧来の自民党から決別する戦いをしている。民主党とは改革への覚悟が違う。あらゆるシステムを効率化しないと、近隣諸国との競争に負ける」と郵政民営化の重要性を強調した。 http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20050823/lcl_____tko_____001.shtml |
九月十一日投開票の衆院選は 著名人の出馬表明や新党の旗揚げが相次ぐなど話題性に富むことで 立候補予定者らによる公開討論会もいつになく注目を集める。 準備は急ピッチで進むが、短期決戦で陣営に余裕がないことを反映して 各地の公開討論会の日程をインターネットで紹介する 有権者らからの電話での問い合わせは一日平均約十件と 同フォーラムは最終的に、前回衆院選の百四を上回る 「討論会が票になるのか」との声や 郵政法案に反対したある自民前職は 内田さんは 東京22区(調布市、三鷹市)では 今回はメンバーからも だが、このグループの代表、浦美樹子さん(34)は 東京青年会議所は二十二日午後から、前回の総選挙同様 中でも注目を集めるのが二十七日の東京10区の討論会。 同会議所が地元に案内を出したところ 【8月22 日経新聞夕刊p.17 1100字】 |
三十日公示の衆院選立候補予定者の考えを直接聞こうと、県内では二十二日から六選挙区で公開討論会が開かれる。主催する地域の市民グループや団体などの支援や県内全体の開催計画の取りまとめを行う「公開討論会しようin神奈川」の林聡志さん(38)=会社員、横浜市栄区=は、一九九九年からこうした討論会の開催に尽力してきた。目前に迫った衆院選を前に、林さんは「マニフェスト(政権公約)によって、公約の重みや政策の大切さが認識されてきた。だからこそ、候補者の生の声を聞き、投票に生かしてほしい」と話している。 (北爪 三記) 林さんが公開討論会の開催に奔走するのは十年ほど前、他県で首長選挙の運動に携わったときの苦い経験が根底にある。 草の根的な選挙戦での訴えに、有権者は理解を示してくれるものの「表立っては応援できない」という人がほとんど。選挙では、組織などのしがらみが強いことをあらためて痛感した。 「日本の政治が三流といわれるのは、こうした選挙のあり方に問題がある」と林さん。その後、公開討論会開催を支援する非政府組織(NGO)「リンカーン・フォーラム」(事務所・千葉県市川市)の存在を知り、「政策本位の選挙に変わるきっかけになれば」と、九九年の統一地方選から県内で活動を始めた。 衆院選では、前々回(二〇〇〇年)が約十カ所、前回(〇三年)は六カ所で公開討論会が開かれた。訪れた有権者からは「今までポスターや党のイメージで何となく投票していたけど、本人の生の声を聞けてよかった」「参考になった。また開催してほしい」といった声が寄せられた。 こうした討論会を機に主催した市民グループなどが、選挙だけでなく、さまざまなテーマで活動を展開するようになってきた。選挙時の経験を生かして合併問題の公開討論会や市議を招いた市政報告会などを開催しているという。 有権者の関心が高いとされる今回の衆院選。林さんは、公開討論会の意義は一段と高まると考え、こう呼び掛ける。 「昔の公約は口だけだったが、今回は郵政問題などの影響もあり、さらにマニフェストが重要になっている。立候補予定者が公の場で直接話す言葉は重みが違うはず。各立候補予定者が本気かどうかも見えるはずです」 |
総選挙に絡んで香川3選挙区の立候補者を招き、それぞれの政策を聴く「合同個人演説会」を県内3カ所で開くことを地元NPO法人などが企画。前職議員をはじめ、すべての立候補予定者に参加を求めている。 投開票直前の9月7日に開催する予定で、時間は会社員なども参加しやすいよう午後6〜8時に設定。1区は高松市内(場所は未定)で、2区は総合会館アイレックス(丸亀市綾歌町)、3区は丸亀市民会館で開く。各候補者が一定時間ずつテーマ別に政策を話した後、意見を交わすという。 発起人の1人、NPO法人香川ボランティア・NPOネットワークの福家明子会長は「今回の選挙は『民意を問う』もの。何も情報を得ないまま投票に行くのではなく、市民一人一人が候補者の政策を比較して選べる場を作りたい」と話す。 |
三十日公示、九月十一日投開票の衆院選で、有権者が立候補予定者たちによる討論を直接聞く公開討論会が、二十二日から二十九日まで県内六選挙区で開かれる。それぞれの地域で主催する市民グループや青年会議所などは「投票するときの判断基準に生かしてもらえれば」と期待している。 日時と場所などは次の通り。 5区(横浜市戸塚、泉、瀬谷区)22日午後7時半、男女共同参画センター横浜(戸塚区上倉田町)、参加無料 9区(川崎市多摩、麻生区)29日午後6時半、多摩市民館(多摩区登戸)、資料代300円 10区(川崎市川崎、幸、中原区)23日午後6時半、いさご会館(川崎区宮本町)、資料代300円 13区(大和、海老名、座間、綾瀬市)28日午後6時、海老名市文化会館(同市上郷)、参加無料 14区(相模原市本庁管内、橋本・大野北・大野中・大野南・大沢・田名・上溝・東林出張所管内)27日午後7時、あじさい会館(同市富士見)、参加無料 18区(川崎市高津、宮前区)25日午後6時半、宮前市民館(宮前区宮前平)、資料代300円 問い合わせは、公開討論会しようin神奈川事務局林さん=電090(3962)2018=へ。 http://www.chunichi.co.jp/00/kgw/20050821/lcl_____kgw_____001.shtml |
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秋田3区に立候補を表明している3人の公開討論会が29日夜、横手市で開かれる。立候補予定者の政策に直接触れることで、有権者に選挙への関心を深めてもらおうと、県南の有志が企画した。 名乗りを上げている自民前職の御法川信英氏(41)、民主新顔の京野公子氏(55)、無所属新顔の村岡敏英氏(45)の3人とも参加する予定だ。司会は県南で情報誌を発行する高橋茂氏。 実行委員会によると、3人それぞれの出身地盤ではない横手市を会場として選んだという。今春の知事選でも公開討論会を企画した実行委員長の俵谷裕子さんは「私たちが直接候補者の考えに触れる機会は少ない。単に地元だからという理由だけでなく、政策や人柄を見極め、投票する際の材料にしてもらえれば」と話している。 29日午後6時半から約2時間。会場は同市中央町の市ふれあいセンターかまくら館。参加費は500円。定員350人。申し込み不要。問い合わせは俵谷さん(電話0182・24・1155)へ。 http://mytown.asahi.com/akita/news02.asp?kiji=7146 |
熊本大生や若手社会人でつくる「衆院選2005公開討論会・実行委員会」は19日、衆院選熊本1〜3区の公開討論会を熊本市内などで開く、と発表した。若者層の「選挙離れ」に歯止めをかけ、投票率アップを目指す狙いだ。 同会によると、1区は29日、2区は28日の午後7時15分〜8時45分に、ともに熊本市手取本町のくまもと県民交流館パレアで開く。3区は26日午後7時15分〜8時45分、菊池市泗水町福本の市泗水ホールで開く。 参加予定の立候補予定者は、1区が自民新顔の木原稔氏と民主前職の松野頼久氏、共産新顔の那須円氏の3氏。2区は民主前職の松野信夫氏と共産新顔の上野哲夫氏で、自民前職の野田毅氏は参加の交渉中。3区は自民前職の松岡利勝氏と無所属前職の坂本哲志氏、民主新顔の中川浩一郎氏となっている。 各立候補予定者は約3分間の持ち時間で所信表明し、事前に決められたテーマについて考えを述べる。立候補予定者どうしの討論はないが、事前に公開質問した8項目への回答と経歴を印刷したパンフレットが参加者に配られる。 同会の田中貴子代表(23)は「政治に関心のない若者が討論会に参加して、投票するきっかけにしてもらえれば」と期待する。 http://mytown.asahi.com/kumamoto/news02.asp?kiji=4738 |
日本青年会議所岩手ブロック協議会(中野義明会長)は19日、衆院選の県内4選挙区で予定していた立候補予定者公開討論会について、2区と4区の中止を決定した。突然の解散で一部陣営の日程調整がつかず開催を断念した。 中野会長によると、同協議会は県内4市で公開討論会を計画。11日に各党県本部に立候補予定者の出席を要請したが、2区は鈴木俊一氏(自民)の日程調整がつかなかった。 4区でも小沢一郎氏(民主)から欠席回答があったほか、玉沢徳一郎氏(自民)と久保孝喜氏(社民)から予定者全員の出席がなければ欠席と回答があったため、二戸市と北上市の中止を決めた。 同協議会は3区は25日に大船渡市、1区は26日に盛岡市で予定通り討論会を実施する。 http://www.iwate-np.co.jp/news/y2005/m08/d20/NippoNews_6.html |
有権者の政治への参加意識を高めてもらい、立候補予定者の政策や理念を聞く場を設定しようと、川口市と鳩ケ谷市の有志でつくる「2005年埼玉2区公開討論会を実現する市民会」(小森貴浩代表)は、二十六日午後六時半から川口総合文化センターリリア・メーンホールで公開討論会を開く。 同会は川口、鳩ケ谷両市在住、在勤の弁護士、会社社長、社会保険労務士、公認会計士、司法書士、行政書士ら約三十人の有志が集まって十六日に設立。公開討論支援のNGO「リンカーン・フォーラム」(事務局・千葉県市川市)の協力を得て同フォーラムの方式に従って公開討論会を企画している。 三人の立候補予定者には十七日、書面で討論会への参加依頼を通知し、二十三日午前十一時までに出欠席の回答を求めている。不参加の場合はその理由を求めている。 公開討論会は約一時間半程度。同会のメンバーがコーディネーターを務め、あらかじめ用意する質問事項に従って壇上に並んだ立候補予定者に順番に平等時間でビジョンや政策を述べてもらい、それに反論があれば反論してもらう予定という。 小森代表(40)は「三陣営の担当者に参加の依頼をさせていただいたが、よい感触を得たと思っている。埼玉二区での公開討論は初めてと思う。公平、中立を大前提に配慮し進めていきたい」と話している。 |
朝霞市の市民有志らで組織する「埼玉4区で公開討論会を実現する会」(山名真名代表)が二十七日午後二時から、同市本町の朝霞市民会館ホールで、衆院4区(朝霞、新座、志木、和光市)の立候補予定者による公開討論会を開く。朝霞青年会議所(榎本賢治理事長)など協力。 立候補予定者は、桜井晴子氏(49)=共産新人、神風英男氏(43)=民主前職、早川忠孝氏(59)=自民前職=の三人。それぞれの政策など訴えを聞いた後、質疑応答、意見交換などを計画している。同会は前回二〇〇三年の衆院選でも討論会を開催している。事務局の朝霞青年会議所は「前回は通常の選挙活動だけでは分からない、詳しい政策や人柄も見られたと好評だった。地元の国会議員を決める選挙だから、自分で見て、聞いて、責任を持って一票を投じてほしいし、その参考にしてもらえれば」と話している。 定員四百二十人程度、入場無料。問い合わせは、朝霞青年会議所(電話048・464・5492)へ。 http://www.saitama-np.co.jp/news08/19/18p.htm |
日本青年会議所東北地区岩手ブロック協議会(中野義明会長)は18日、衆院選県内4選挙区立候補予定者の公開討論会を開催することを明らかにした。22日の北上市を皮切りに、4選挙区で行うが、立候補予定者の参加が2人に満たない選挙区は中止する予定で、同協議会は各陣営と調整を急いでいる。 立候補予定者の政策の違いを明確にし、有権者の選択の参考とする狙い。18日、県庁で記者会見した中野会長は「郵政民営化だけでなく、年金や外交問題など幅広く討論してもらう。公示まで日数が限られており日程変更はしない」と説明した。 中野会長によると1、3区は3人以上の立候補予定者が参加の見込み。しかし、2、4区はまだ2人以上の参加回答が得られておらず、中止になる可能性もある。 同協議会は引き続き参加要請を行い、中止の場合は各日程の前日までに決定する。問い合わせは同協議会(019・622・6864)で受け付ける。 4会場とも午後6時半から。日程は次の通り。 ▽4区=22日、北上市(さくらホール)▽2区=23日、二戸市(二戸文化会館)▽3区=25日、大船渡市(JA大船渡会館)▽1区=26日、盛岡市(岩手教育会館) http://www.iwate-np.co.jp/news/y2005/m08/d19/NippoNews_8.html |
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突然の真夏の解散は、さまざまな形で選挙にかかわろうとしている市民を戸惑わせた。 「もうやるしかない」−。「千葉県で公開討論会を推進する会」代表の浅井明美さん(52)は電話の受話器を取った。衆院が解散された八日夕。自宅のテレビで議員が万歳するのを見届けると、仲間に連絡を入れた。公開討論会、合同個人演説会の開催に向け、浅井さんたちの暑い夏が始まった。 浅井さんと仲間は一九九七年以降、国政選挙や知事選などで候補者を一同に集める討論会などを計八十回開いた。 開催までの手順は▽選挙区ごとに実行委員会を設立▽会場を確保▽候補者に出席を依頼−となる。浅井さんの会は、実行委員会の活動を支援する。過去に討論会を開いた二回の総選挙は、どちらもその前の選挙から三年余が過ぎていた。解散が近いと予想できる状況だったため、準備が入念にできたという。 ところが、今回は解散直後の電話がスタートの合図。相手は以前に実行委員会で汗を流してくれた人たちだ。突然の選挙で都合がつかなかったり、夏休みで連絡が取れなかったりした人もいたが、お盆までに五選挙区で実行委員会が動き始めた。 ◇ 前々回は十二選挙区すべて、前回は七選挙区で開いた。それと比べると、今のところ数は少ない。しかし、八年続けてきた活動が途絶えなかったことに浅井さんは「投開票日が九月十一日で良かった。もう一週間早かったら準備が間に合わなかったかもしれない」と胸をなで下ろす。 突然の解散が響き、今のところ公選法の規定で公示前にしか開催できない公開討論会は準備が間に合わない見通し。各実行委員会は公示後に合同個人演説会を開く方向で話を進めている。 しかし、合同個人演説会となると新たな悩みも浮上する。開催が公示後になるため、公選法で宣伝活動が大きく制限されるためだ。 日時、場所を市民に知らせようにも、ポスターを掲示することはできない。インターネットのホームページも閉鎖しなければならない。マスコミが取り上げる以外は、口コミだけになってしまう。以前には観衆が少なく、候補者が怒ったこともあったという。 浅井さんは「公開討論会、合同個人演説会が根付き、より多くの市民が集まるようになれば、多くの候補者が参加してくれるようになる」と期待する。問い合わせは浅井さん=電047(386)3601=へ。 ◇ 二〇〇三年の衆院選、〇四年の参院選で生徒の模擬投票を実施した柏市増尾の芝浦工大柏中学・高校。杉浦正和教諭は「今回もやろうと思っていますよ」と話す。同校は公示日の三十日が始業。九月上旬に各党の主張などをまとめた資料を配り、少しずつ“選挙気分”を盛り上げていく。 とはいえ、解散のあった八日は夏休みのまっただ中。これから生徒に話し、実施が本決まりになるのはまだ先で、過去二回と比べ、準備は遅れ気味だ。杉浦教諭は「もうちょっと時期がずれた方が良かった」と漏らす。 http://www.tokyo-np.co.jp/00/cba/20050819/lcl_____cba_____000.shtml |
土浦青年会議所(吉田正一理事長)は17日、同市内で会見し、衆院選茨城6区の立候補予定者を招いた公開討論会開催を計画していることを明らかにした。同区には3人の立候補が見込まれているが、同会議所は同日までに、それぞれの陣営に参加を要請した。開催は公示前の27日か28日を予定している。 同会議所によると、県内7選挙区それぞれで青年会議所が公開討論会の準備を進めているが、1、4区では開催を断念、5区では25日に開催が決まった。2、3、6、7区で準備を進めている。【和泉清充】 http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/ibaraki/news/20050818ddlk08010180000c.html |
立候補予定者を招いて政策を聞く、市民主催の公開討論会の準備が各地で進む。「郵政民営化」を最大の争点に掲げる小泉首相の思いとは裏腹に、有権者の側では年金や憲法など幅広い議論を期待する動きが目立つ。
●若者の不満 京都市では非政府組織(NGO)や青年会議所のメンバーら約20人が衆院解散2日後の10日、公開討論会を運営する市民団体「まつり9・11」を発足させた。23日に京都4区、27日に京都3区の立候補予定者を招いて同市内で討論会を開く。 討論するテーマは郵政民営化のほか、「年金と社会保障の再構築」「憲法と国際貢献のあり方」「財政再建と増税」など8項目にわたる。呼びかけ人のNGO理事長の鬼丸昌也さん(25)は「若者が抱く将来の不安やテロの恐怖など、政治が生み出した状況への不満は郵政問題よりも大きい」と話す。 鬼丸さんは01年からカンボジアやウガンダを訪ね、かつて戦場に駆り出された元少年兵の心のケアを支援してきた。心身に傷を負った元少年兵と接するうちに「大人たちが責任を持って政治家を選ぶべきだ」と考えるようになり、前回総選挙から公開討論会の開催にかかわっている。 「『郵政』と『刺客』に注目が集まりがちだが、多角的な議論をして投票率アップにつなげたい」と意気込む。 ●構図に変化 徳島市が拠点の市民団体「公開討論会支援ネット阿波」は9月7日、徳島1区の候補者の合同個人演説会を同市内で開く。テーマは福祉や増税など暮らしに身近な課題にする予定だ。代表で玩具店経営の武知史人さん(34)は「これを変えてほしいと、政治に望むことはたくさんある。生活者の立場に立った政策討論をしてほしい」と期待する。 選挙の構図が変化したことで活性化しそうな討論会もある。和歌山市の団体「わかやま市民自治ネットワーク」は23日、和歌山1区の公開討論会を同市内で開く。 00年以来、国政選挙や市長選のたびに公開討論会を開いてきた。前回総選挙は自民党と共産党の候補の一騎打ちだった。今回は竹中郵政民営化担当相の「側近」だった元財務省官僚が、民主党からの立候補を表明し、3党の候補の争いとなる情勢だ。 ネットワーク理事長で建築設計事務所経営の橋本雅史さん(41)は「選択肢が増え、喜ばしい。討論会は政策や人間性で誰に投票するか判断する絶好の場」と有権者に参加を呼びかけている。 ●「政権選択」 全国各地で公開討論会の開催を支援するNGO「リンカーン・フォーラム」(千葉県市川市)の内田豊事務局長は「郵政民営化の賛否が焦点になっているが、次の政権を選ぶ選挙であり、討論会を開いて政策を聞き比べる意義は大きい。投開票まで短期間だが、ぜひ各選挙区の有権者が実行委員会を立ち上げてほしい」と話している。 |
和歌山市の市民団体「わかやま市民自治ネットワーク」(橋本雅史理事長)は23日午後7時から、和歌山市伝法橋南ノ丁の市民会館市民ホールで、衆院選(30日公示)和歌山1区の立候補予定者を招き、公開討論会を開く。 討論会は、市民に立候補予定者の政策や人柄を見極めてもらい、和歌山市の将来像について考えてもらおうと企画。選挙への関心を高めてもらい、投票率アップも狙う。 和歌山1区には、自民前職の谷本龍哉氏(38)、民主新人の岸本周平氏(49)、共産新人の下角力氏(52)が立候補を予定。自・民・共の激戦が予想される。3氏とも討論会に出席する意向を示しているという。 午後7時から約2時間の予定。入場無料。手話通訳を用意する。同ネットは、討論会の運営準備をするボランティアも募集している。 問い合わせは、同ネット事務局(073・431・2330)へ。【青木勝彦】 http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/wakayama/news/20050817ddlk30010353000c.html |
30日公示の総選挙に向け、事実上の選挙戦が過熱する中、ここ数年活発だった若者の政治参加の動きが盛り上がりを欠いている。近年の兵庫県内の首長選挙などでは公開討論会を企画する学生もいたが、今回は夏休みとも重なり、目立った活動はなし。若者に投票を訴えてきた関西の若手市議グループも活動停止状態で、「若年層の政治離れ」が懸念されている。
四年前の兵庫県知事選や神戸市長選などでは、候補者の合同演説会や公開討論会を企画するなど政治への関心を示す若者の姿が目立った。しかし、今年七月の同県知事選では目立った動きは見られず、昨年の参院選で学生の関心度などを調査したUNN関西学生報道連盟も「今回の衆院選は夏休み中なのでアンケートは考えていない」という。 二〇〇三年の前回衆院選で、西宮、宝塚などの若手市議八人が結成した「ジェネレボ(ジェネレーション・レボリューション)」。特定候補を応援するのではなく、若者の政治関心を高めるために「選挙に行こう」と訴えた。昨年の参院選でも同様の活動を続けたが、その後は沈黙。メンバーの一人、西宮市議の栗山雅史さん(31)は「何か行動を起こそうとの声は出ているが、具体的な活動は未定」と明かす。 「今回の総選挙は話題性があり、投票率はあまり心配していない」と栗山さん。一方で「年金など身近な課題が山積みなのに、郵政民営化だけが前面に出ている。隠れた争点を若者に訴えることが必要かも」とする。 若者の受け止めはどうか。総選挙に立候補予定の前職陣営でインターンシップ(就業体験)中の同志社大三年、東山剛さん(23)=神戸市須磨区=は「若者が政治に無関心なのは、街頭演説など運動のスタイルが古いから。面白みが出るような工夫が必要」と指摘する。 東山さんら学生七人は十六日午前、神戸市内の商店街を練り歩き、緊張気味に党の広報パンフレットを配布した。神戸大二年、瀬戸陽子さん(20)=大阪市=は「ほかにやるべきことがたくさんあるのに、解散はすべきではなかった。ただ、選挙を体験できるいい機会なので、いろいろ勉強したい」と話していた。 http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/00029814sg300508161400.shtml |
立川などの青年会議所(JC)は15日、衆院選の19区(小平市、国分寺市、国立市、西東京市)と21区(立川市、昭島市、日野市)で、立候補予定者による公開討論会を開くと発表した。
19区は、26日午後7時から小平市美園町1丁目のルネこだいら中ホールで。21区は、27日午後7時から立川市曙町2丁目の市女性総合センター・アイムホールで開く予定。 主催は、19区が地元青年会議所でつくる実行委員会、21区は立川、日野、昭島の3JC。いずれも公開討論会支援NGO「リンカーン・フォーラム」が後援する。 19区には末松義規氏(48)=民前=、松本洋平氏(31)=自新=、清水明男氏(54)=共新=の3人が立候補を表明。21区には長島昭久氏(43)=民前=、小川友一氏(59)=自新=、田川豊氏(36)=共新=、十河豊氏(61)=無新=の4人が立候補を表明している。7人全員から出席の内諾を得ているという。 |
30日公示の衆院選に向け、市民団体「まつり9・11」(鬼丸昌也代表)は15日、京都3区と4区で立候補予定者による公開討論会を開く、と発表した。 京都3区は27日午後1時から開く。場所は未定。4区は23日午前10時から、京都市右京区の京都アクアリーナで開催する。 京都市域を含む京都1−4区での公開討論会を目指し、各選挙区の立候補予定者に参加を呼びかけていた。全員が参加するとした3区と4区での開催を決めた。 討論するテーマの募集は、討論会まで時間がないため、取りやめた。 http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005081500163&genre=A1&area=K10 |
三十日公示、九月十一日投開票の衆院選を前に石巻青年会議所(石巻JC、後藤春彦理事長)は、二十五日午後七時から石巻文化センターで、宮城5区立候補予定者の公開討論会を開催する。 既に予定者三人に趣旨などを説明し、内諾を得ている。有権者の意見を参考に国政に関する四項目を質問するほか、予定者同士が質疑応答を行う「クエスチョン・タイム」を設け、考えの相違をより明確にしてもらう予定だ。 質問内容については、安全保障、景気対策、年金問題、構造改革、税制改革、外交問題、環境問題、社会保障、教育問題、雇用対策、郵政民営化問題の十一項目を軸に取りまとめ、事前に予定者に伝える。 討論会では一人三分で自己紹介・政治理念を発表。引き続き、主催者が設定した四つの質問に関して一人五分で自分の考えを述べる。クエスチョン・タイムは、市長選の公開討論会に対する意見を参考に企画し、予定者同士が質問、回答する討論となる。 石巻JCの後藤理事長は「衆院解散は郵政民営化に端を発しているが、ほかにもさまざまな問題を抱えている。公開討論会によって有権者の選択基準を明確にしたい」と話している。 宮城5区(石巻地方二市一町と遠田郡四町)には今のところ前回衆院選に立候補した前職の安住淳氏(四三)=民主・三期=と、新人の元県議斎藤正美氏(五〇)=自民=、新人の党県役員高野博氏(六二)=共産=が名乗りを上げている。石巻JCが主催する選挙の公開討論会は、二〇〇三年一月と今年四月の石巻市長選に次いで三回目となる。 公開討論会で質問する内容の要望は、石巻JCのホームページに記載した十一項目の中から選ぶか、はがき、ファクスで受け付けている。締め切りは十九日。はがきのあて先は〒986−0822 石巻市中央三丁目一ノ四三、木村ビル二階 石巻青年会議所 公開討論会係へ。ファクスの場合は(95)1023へ http://www.sanriku-kahoku.com/news/2005_08/i/050814i-koukai.html |
30日公示の衆院選に向け、市民団体「まつり9・11」(鬼丸昌也代表)は10日、衆院京都1区−4区の立候補予定者による公開討論会の開催を目指す、と発表した。
NPO法人(特定非営利活動法人)や京都青年会議所の有志らでつくる同団体が、有権者の関心を高めようと開く。 2003年衆院選京都3区、04年京都市長選、04年参院選京都府選挙区でも企画し、市長選を除く2回の選挙で公開討論会を開いた。 京都市域を含む4選挙区で、すでに立候補を表明している計12人に参加を依頼。全員が応じた選挙区で、公示前に討論会を開く。開催日時や場所は未定。 討論会は2時間程度で、各立候補予定者に同じ持ち時間を割り振って発言してもらう。討論のテーマは、開催するかどうかを決定する15日以降、同団体のホームページなどを通じて公募する。 鬼丸代表は「政策を比較、検討する機会をつくりたい。すべての立候補予定者に参加をお願いする」と話している。 http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005081100031&genre=A1&area=K00 |
8月29日の開催を予定、各党に参加を呼び掛け。当日の模様はBNN、道内各地のコミュニティFMでも配信予定。
選挙立候補予定者を集めた公開討論会の開催支援を行うNPO法人「リンカーンフォーラム北海道」(笹村一代表)は、9月11日投開票の衆院選を前に公開討論会の開催を企画している。 同NPOは、公開討論会開催の普及に努める全国組織「リンカーン・フォーラム」(事務局・千葉県市川市)の北海道支部。有権者が候補者を選択するひとつの手段として政策論議の場である公開討論会の開催を続けており、道内では1998年の参院選以来、各地の首長、議員選挙で計40回を超える討論会を開催してきた。 今回、同NPOでは、道内12選挙区それぞれでの開催を狙ったが準備が整わなかったとして、各政党からの代表者による討論会を企画。自民、民主、公明、共産、社民の5政党に開催を申し入れた。 テーマに「日本にとっての重要課題」「年金問題」「21世紀に求められる政治家」の3つを設定。宮脇淳・北大大学院教授と北海道ベンチャーキャピタルの松田一敬社長の2人をコーディネーターに据え、各党の政策を討論してもらう。 当然、討論会は一般聴衆に公開するほか、当日の模様は道内のコミュニティFMが連携して全道に放送、BNNでもネットによる動画配信を行う予定。 同NPOによると、各党とも参加の意向を示しており、今後、党内で討論会への参加者選定が行われる。 開催は8月29日午後6時から。会場は札幌市中央区の「かでる2・7」(北2西7)で、入場は無料。 【お知らせ 8月13日追記】
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