候補者への出席依頼
更新日 2017年03月27日

 




1. 出席交渉


公開討論会への出席を拒む立候補予定者がいます。どうすればいいでしょうか?


出席の内諾をいただいていた候補者が突然態度を硬化させ、欠席の連絡をしてきました。
有力候補者から出席の回答を待たされているとき、どうすればいいですか?



国政選挙比例区でタレント候補を多数擁立している政党が、公開討論会直前に、当選挙区に何のゆかりもない候補を擁立しました。この候補に出演依頼すべきでしょうか?
   
2. 泡沫候補
泡沫候補とはどのような候補なのですか?
泡沫候補から公開討論会に出たいと言われたら?


出演依頼しなかった泡沫候補から選挙管理委員会に抗議の電話があり、これを受けて選管からも「みんなでやりませんか」と相談がありました。


マニュアルでは、要請基準に「主要新聞すべてに出馬表明が掲載」等の条件をつける方法が書かれていますが、すべてに掲載されていれば、たとえ泡沫候補であっても出席要請はすべきでしょうか?
   
3. 企画全般
候補者に閣僚クラスがいる場合の取り扱いを教えてください
閣僚を招く場合の警備体制について教えてください。
   
4. 出席交渉の場面での対応
公開討論会のビデオを見てみたいと立候補予定者に言われたら?
テレビ局が立候補予定者に対する出席交渉場面を取材したいとの申し入れがありました
 




Q.
 
泡沫候補とはどのような候補なのですか?
 

A.
 リンカーン・フォーラムが「泡沫候補」と呼んでいるのは、明らかに売名行為であったり、右翼、左翼、無政府主義者、反社会的勢力などです。

 「売名行為が目的の出馬」かどうかの判断は極めてデリケートですが、以下条件を目安にしてください。

 1.その選挙が全国的に注目を浴びているか

  注目度の高い選挙、マスコミ露出度の高い選挙ということは、売名行為、あるいは所属団体の政治主張が目的である候補が利用しやすいものです。


 2.出馬表明が選挙直前でないか

  無名だが高い志と当選への強い意欲を持つ候補者が、選挙直前に出馬表明することなどは通常ありえません。無名であるからこそ、選挙の何年も前から地道に準備を行い、選挙まで継続して政策のアピールを続けてきているものです。


 3.主要政策が単一でないか

  売名行為というのは、候補者本人の知名度向上だけでなく、所属団体の主義主張を広く認知させる行為を含みます。彼らは特定の政治主張がしたいわけですから、一見総花的な政策を掲げているように見せかけて、実は単一の政治主張に重点がおかれています。たとえば、「原発反対」とか、「国会議員の半分を女性にする」など。その主張の是非は別にして、該当選挙の争点がシングルイシューだけで良いか熟慮する必要があるでしょう。
 







Q.
 
泡沫候補から公開討論会に出たいと言われたら?
 

A.
 泡沫候補かどうかの判断は極めてデリケートですが、上記の条件を目安にしてください。

  
  そして主催者が熟慮の上、泡沫候補と判断したからには、公開討論会に呼びかけませんし、該当候補陣営から「出席させて欲しい」と要請があった場合にもソフトにお断りすべきです。

 ただし、お呼びしない理由をあからさまに言うと角が立ちます。ここでは大人の対応で筋を通しましょう。  

 『公開討論会完全マニュアル』にも記載してあるとおり、公開討論会とは、自分たちの町や国の行く末について候補者にパネラーとして来ていただくだけだから、それは主催者が自分の判断でパネラーとして呼ぶ人を選択すれば良いものなのです。出馬表明した人すべてを呼ばなくても、決して不公平ではありません。

 なぜならば、告示日前は、法定年齢に達した有権者全員に立候補の権利があるため、誰がどこで出馬表明しているかなどはわからないからです。
 このような理由のため、選択の基準を明示する必要はありません。

 抗議の電話に受け答えすると、相手の失礼な態度についつい興奮しがちですが、冷静に対処しましょう。最終的には
 「以上申し上げたとおり、私達の催しに誰をお呼びするかは私達が決めることですので私達が決めさせていただきます。失礼します。」で電話を切ってしまってよい。これ以上、くどくどと説明する必要はありません。

 「選挙妨害だから訴える」などと意気込んでいた方もいましたが、実際には何の問題も起こりませんでした。
 






Q.
 
出演依頼しなかった泡沫候補から選挙管理委員会に抗議の電話があり、これを受けて選管からも「みんなでやりませんか」と相談がありました。

 

A.
 この場合、選管からの相談に応じる必要はありません。

 最終的に誰を出演させるかは主催者の責任です。選挙管理委員会に指示される筋合いのものではありません。主催者自身が十分慎重に話し合って決めてください。
 その上で「出演依頼しない」と決めたのであれば、腹をくくりましょう。選管には次のように伝えましょう。

 
 「せっかくのアドバイスですが、主催者である私達で出演者を判断させていただきます。今回は総合的に判断した上でこの方までをお呼びすることにします。」
   
 「ご迷惑をかけて申し訳ありません。すべての責任は自分達が取るので、抗議の電話はこちらに回してください。」
 


 






Q.
 
マニュアルでは、要請基準に「主要新聞すべてに出馬表明が掲載」等の条件をつける方法が書かれていますが、すべてに掲載されていれば、たとえ泡沫候補であっても出席要請はすべきでしょうか?
 

A.
  「主要新聞すべてに出馬表明が掲載」の条件をつける方法は、出席要請 するか否かの判断基準ではありません。 主催者が十分熟慮の上、出席要請しないという結論を下した場合に、 スムーズにお断りするための客観的基準として提示するとうまく行くであろう という、お断りテクニックのひとつに過ぎません。したがって、主要新聞全てに掲載されていたからといっても、必ずしも 出席要請しなければならないというものではありません。その基準はあくまでも、その候補が泡沫候補か否かにあります。
 









Q.
 
公開討論会のビデオを見てみたいと立候補予定者に言われたら?
 

A.
  立候補者に公開討論会のビデオを見せるのはおおいに結構です。 リンカーン・フォーラム方式が公平・中立に実施されている証明に なります。
 









Q.
 
テレビ局が立候補予定者に対する出席交渉場面を取材したいとの申し入れがありました。
 

A.
  出席交渉場面のテレビ取材には、以下条件を満たしていれば応じるべきである。

1.テレビ取材の条件

  ・出席交渉の取材は候補者全員に依頼する。

2. 中立・公平性の基本的な考え方

  ・候補者への取材機会を公平に与える

  取材機会を公平に与えたにも関わらず、候補者が取材を拒否した場合に該当候補者が放映されなくても不公平には当たらない。それは候補者自身の判断であり選択である。
これ以上の条件をテレビ局に果たすのは困難です。 しかし、下記の理由により心配はありません。

 ・「放送法」と「テレビ局の倫理規定」

  テレビ局は新聞社と違い、郵政省の認可事業なので、認可取り消しを非常に恐れます。したがって放送法や倫理規定に違反するようなことはまずあり得ません。 そのため、現実面としてテレビ局が特定の候補者の交渉場面だけを放映することはほとんどあり得ません。

3. 出席交渉場面の放映実績

  これまでも、参議院選(東京)、東京都知事選、神奈川県知事選、などで出演交渉場面が放映されました。 いずれも、時間の多少はありますが取材者全員の出席交渉場面が放映されました。

4. 注意事項

 (1)出席を断られても苦言を呈しないこと

  たとえ心の中でどんなに残念な思いをしていても、そのことは口にせず 「何度断られても当日まで出席交渉を続けます。」と前向きな姿勢を示しましょう。カメラの前だけでなく新聞取材のときも同様です。

 (2)交渉相手にテレビ取材があることを事前に伝えること
 









Q.
 
候補者に閣僚クラスがいる場合の取り扱いを教えてください
 

A.
  このケースへの対応は衆議院選の場合、非常に重要である。

 1.前提

 衆議院選のように、候補者に大物(閣僚、自民党3役、派閥の長、総理 経験者、党首など)がいる場合、彼らを公開討論会に2時間も拘束するのはほとんど不可能である。なぜなら、大物ともなると、新人の応援で、自分の選挙運動すらままならない方も多い。そのため、特別な配慮が必要である。

 2.対応案

 以下のような案を提示し、党の応援で多忙な大物にも公開討論会へ  参加いただけるように特別配慮する。

 ■合同個人演説会または立会い演説会方式とする

 たとえば各候補者に20分づつ話してもらうだけの演説会方式とする。 公開討論会に比べると物足りない気もするが、大物抜きの公開討論会よりははるかにマシである。 そして、たった20分の演説でも十分候補者の違いがわかることは、 過去の立会い演説会の調査結果から明らかになっている。

 ■代理出席を認める

 本人不在でも、本人の政策を代弁する政策秘書などに出席してもらう。2時間まるまる出席いただきたい場合、やむをえない措置であろう。公開討論会の出席者が代理でも法的には何の問題も無い。

 ■夜間に開催する

 21:00以降などの夜遅い時間に開催する。いくら応援で多忙な大物も、この時間なら出席の可能性は高い。この時間となると公の会場は取れないのでホテルなどの民間会場利用となり費用はかさむが、そのくらいの覚悟はしよう。費用の工面方法はいくらでもある。 あるいは、公示日以降の合同個人演説会方式であれば費用の心配も無い。 なお、こんな遅くに人が集まるのかと心配される方もいるだろうが、”大物”出席を十分宣伝すれば、必ず満席になるだろう。 

※この対応での”大物”とは、党の新人応援のために自分の選挙運動時間すら割かざるえない立場の方を指します。公開討論会よりも自分の選挙のための集会を優先する候補とは異なるので注意してください。

※以上のような案を提示しても出席の意志を示さない候補には、それ以上の配慮をする必要はないでしょう。欠席理由を書面で頂き、他の候補者同士で粛々と公開討論会を進めてください。
 



 



Q.
 
出席の内諾をいただいていた候補者が突然態度を硬化させ、欠席の連絡をしてきました。

 

A.
  1.迅速に行動すること

  当初出席予定だった方が突然欠席回答になったということは、後援会、選対、支持者その他各方面から何らかの入れ知恵が入ったと推定されます。このような場合、先方の出方を待っていては必ず「安全策をとって公開討論会には出ないでおこう」ということになってしまいます。
  
  翻意させるための行動を迅速に行うことが重要です。選挙直前から選挙当日までは非日常ですので、夜中も早朝も活動可能です。時間最優先で行動してください。


2.欠席理由を明確に把握する

  欠席の理由を明確に把握しましょう。当初は出席内諾で、場合によってはそのことが新聞報道されているものを撤回するわけですから、それなりの理由があるはずです。
  このとき注意することは、欠席理由にはタテマエとホンネがあり、両者を正確に区別し、それぞれに対策を打つことです。


3.タテマエ上の欠席理由への対応  

   タテマエ上の理由は、理詰めで冷静に対処し、ある程度の妥協も交渉カードとしてちらつかせれば、ほとんどの理由がクリアできます。また、誤解があれば誤解を解くことも大切です。なかには「公開討論会は公職選挙法の趣旨に反する」などというまったく理不尽な理由もありますが、リンカーン・フォーラムの実績、自治省や各地選管の公式回答、主要候補者のコメントなどを
上手に組み合わせれば必ず解決できます。

   ただし、大切なのはタテマエ上の欠席理由というのはあくまでも支持者やマスコミ向けのタテマエですので、この理由への対策を練っても効果は薄いということを忘れず、力をかけすぎないことです。


4.ホンネの欠席理由への対応
   
   ホンネの欠席理由は、表に出せない感情的なものが多いため理詰めの対策はあまり効果がありません。いちいち、反論せず、「なるほどごもっともです。あなたのお気持ちは良く分かります」と理解を示すことが大切です。その上で、出席することはあなたにとって得、欠席すると損、という損得勘定で判断出来るような状況に持っていけるとうまくいきます。


5.出演交渉の心構え

  候補者への出演交渉は、営業活動と同じで、駆引きです。主催グループが市民オンブズマンの場合に陥りがちな失敗例として、正論で「候補者たるもの有権者への説明責任があると思いませんか!」などと一方的に攻め立てても、うまくいくものではありません。
  押すべきところは押し、引くべきところは引く、そして両者の共通の合意点を「出演」に持っていくところが肝要なのです。


6.マスコミを上手に活用する

  マスコミはリンカーン・フォーラムの公開討論会には大変好意的です。彼らをいい意味で上手く活用しましょう。たとえば、主催者自身が候補者に言いにくいようなことでも、マスコミに情報を公開することによって、第三者の立場から「出演した方が得ですよ」といってもらえるという効果もあります。

  また、仮にどんなに交渉しても出演回答をいただけない場合は、私達は公平性を維持する観点から有権者への説明責任があるので、全ての交渉過程と欠席理由を記者会見で公表する、というカードを切り札として用意しておきましょう。


7.コネも使いよう

  何らかの誤解で主催者グループが信頼されていないケースはよくあることです。もし貴方の知り合いに候補者に影響力がある方がいるならば「あのグループの運営ならば心配ないよ」と 助言してもらえるようにしましょう。このように、信頼性向上のためのコネはフル活用すべきです。  


8.損得を判断させるための客観的情報

  出演を固辞している候補者や後援会を翻意させる最後の切り札はこれまで述べてきたように、「公開討論会に出た方が選挙に有利、欠席すると不利」と思わせる客観的データを提示することです。

  リンカーン・フォーラムにはこのようなことを裏付ける数多くの客観的数値データがあり、新聞記事などでも報道されているので、戦略的に活用してください。

  (1)1998年参議院選での、自民党候補の出欠と当選率の関係
      
     自民党全体の平均当選率           53%
     自民党候補で公開討論会出席者の当選率 83%
     自民党候補で公開討論会欠席者の当選率 44%

     日本海新聞「公開討論会と参院選(上)」(1998.5.12)     
     http://www.nnn.co.jp/tokuhou/9808toku.html#980805

 (2)2000年総選挙での、公開討論会出席者と当選率の関係
    
    リンカーン・フォーラムML参加者のみ、以下URLから全データを
    入手できます。
    
http://www.egroups.co.jp/files/lincolnforum/%80%A0%A3%BD%B0%B5%C4%B1%A1%C1%A
A2000%80%A0%A3%C1%ED%B3%E7/All.pdf


    
    公開討論会への出欠と当選結果との関係

     ●公開討論会への出欠      

結果
選挙区
全員出席
108
75%
一部欠席
27
19%
不明
6%
合計
144
100%

        ※ 開催選挙区のうち、3/4以上が全員出席
      → 現職候補や自民党候補にも十分受け入れられるようになった

     ●公開討論会出席者の当選率      

当選率 81%
落選率 13%
不明 6%

       ※出席した候補の中から当選が出た確率は8割以上


     ●公開討論会欠席者の当選率と内訳
       

当選率 66%
落選率 34%

       ※欠席した候補が当選した確率は2/3(1/3は落選)
       ただし、公開討論会欠席でも当選した候補は閣僚経験者などの
       大物だけ

   (3)自民党本部がリンカーン・フォーラム方式を事実上公認した
     2000.5.31の読売新聞記事

引用文-読売新聞(2000.5.31)-

今回、同党本部は「出欠は個人の判断だが、地球市民会議がサポートしている討論会なら大丈夫だと答えている」(選対本部)と協力的な姿勢に転じた。

※「地球市民会議」とは、リンカーン・フォーラムの前身の組織のことです。

 



 



Q.
 
有力候補者から出席の回答を待たされているとき、どうすればいいですか?

A.
 ただ回答を待っていてはいけません。

 最後の最後まで待たされた挙句、欠席回答というケースが多いものです。ここでは、主催者として”攻め”の姿勢が必要です。 

 まずは、毎日訪問するか、電話して、参加をしぶとく要請することです。決して強要するのではなく、「ぜひおいでいただきたいのです」という主催者の誠意を見せることが肝心です。

 その際、他の立候補予定者が参加を承諾している場合は、他の立候補予定者は参加することを必ず申し伝えましょう。また、例えこの最有力候補が欠席でも、残る参加者で開催するという姿勢を決して崩してはいけません。

 その際には、「最有力と評判の△△さんにお出でいただかないと、他の立候補予定者だけでは会が寂しいものになってしまいます。来場した一般有権者の方も、△△さんがいないと拍子抜けしてしまうでしょう。ぜひご出席願います。」、というような表現で柔軟に対応しましょう。こうすることで、伝わり方が柔らかくなります。

 次に、もうひとつ重要なことがあります。毎日の訪問、電話を通じて、「なぜ参加を即答できないか」、
その本音を探ることです。

  1.主催者の中立性を疑われている
  2.本人は出演はやぶさかではないが、後援会が反対している
  3.出演すると不利だと思っている

 大きく分けて、上記の理由が多いものです。本音が1.の場合と、2.または3.の場合は、打つべき手段が全く異なります。
 



 



Q.
 
閣僚を招く場合の警備体制について教えてください。
 

A.
 警察への警備依頼、およびSPへの対応については「公開討論会完全マニュアル」の
 2.候補者への出席依頼そのA 第8ステップ 警察への警備依頼
   https://www.touronkai.org/manual/ht/manual/02-2.htm
      
 に書いてありますので、該当個所を参照してください。また、ホームページからダウンロードできるHtml版には、警備依頼書の書式もついていますのでご利用ください。
 

 その他に注意することとしては、Q&Aの「候補者への出席依頼」の項目にある「候補者に閣僚クラスがいる場合の取り扱いについて教えてください。」を参照してください。
   https://www.touronkai.org/qa/request.htm#05
 






Q.
 
国政選挙比例区でタレント候補を多数擁立している政党が、公開討論会直前に、当選挙区に何のゆかりもない候補を擁立しました。この候補に出演依頼すべきでしょうか?

A.
 タレント多数擁立政党が選挙直前に突然擁立した候補に出演依頼すべきかどうかは、最終的には実行委員会の皆さんの判断になりますが、リンカーン・フォーラムの「泡沫候補の取り扱い」に関する基準に照らせば、一般的には依頼したほうがいいといえましょう。

 繰り返しますが、最終判断をするのは各実行委員会にあります。実行委員会が該当候補を泡沫候補と判定し、出演依頼しないのであれば、それはそれで正しいと思います。

 実際に、政党の都合で無理矢理出馬要請されたのではないかと思われる候補が、公開討論会でかわいそうなくらい何も発言できない場面をたまに目にします。

 泡沫候補と判定する場合はなぜ泡沫と判定したかを、内部的にきちんと確立しておくことです。なお、「Q.泡沫候補から公開討論会に出たいと言われたら?」でも述べていますが、泡沫と判定する基準についてはあくまでも内部基準であり、公表する必要はありません。

 ちなみに、これまでのケースではこのように選挙直前に突然擁立された候補に出演交渉をした場合、ほとんどの候補は、丁寧に出演辞退をされたそうです。
 



 



Q.
公開討論会への出席を拒む立候補予定者がいます。どうすればいいでしょうか?

A.
 まずは、絶対に公開討論会を開催するという強い意志で、粘り強く出席をお願いしていくことです。高飛車に「立候補予定者は公開討論会に出席する義務がある」などと主張すると、さらに対立的になることがあります。あくまでも「主賓として出席していただく」という精神で交渉しましょう。「政策を住民の方に語っていただきたい」と誠意を持ってお願いし続けることが大切です。

 3名以上の立候補予定者がいて、2名以上の参加が決まっている場合には、全員が揃わなくても開催することを決めることが重要です。そうすれば最後には全員揃うことがよくあります。

 出席を拒んでいた立候補予定者が開催の前日に急に態度を変えて出席となったケースが多々あります。ともかく、開催を決めたら早くメディアなどに載せることも効果的です。出席を拒む立候補予定者の後援会の人が報道等で公開討論会が開催されることを知ると、ぜひ出て欲しいと内部から声が上がります。

 


2017年3月27日


 



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