2021年9月5日

公開討論会主催者の皆様

リンカーン・フォーラム代表理事　内田 豊

菅首相の退陣表明を受けて、今秋の衆議院選の投開票日は、任期満了（10月21日）の後、11月となる公算が大きくなってきました。 以下どれかの日程が有力です。

・任期満了後の総選挙の場合
　　・１０月２８日公示、１１月　７日投開票
　　・１１月　４日公示、１１月１４日投開票（最も遅くて）

・自民党総裁選後に召集される臨時国会が解散されての総選挙の場合
　　・１１月１１日公示、１１月２１日投開票
　　・１１月１８日公示、１１月２８日投開票（最も遅くて）

この日程をターゲットに、皆さんの選挙区で公開討論会（※）を開催すべく、準備を開始しましょう。

１．全選挙区での開催を目指そう

私たちの将来を託す大事な選挙です。
リンカーン・フォーラムの理念に賛同する方の力を結集し、全ての選挙区（289選挙区）での開催を目指しましょう。

現職に出演いただくために、現職が地元選挙区に帰ってきてからの日程で計画する必要があります。
すると、早くても、自民党総裁選終了後に召集される臨時国会が解散されて以降の日程。或いは、任期満了10月21日以降で計画するのが基本です。

臨時国会は遅くても10月4日までに召集される見通しです。
一方で、解散時期は新首相の考え次第です。
開会2日後に解散された場合もあれば、新首相が所信表明演説を行い、各党代表質問も実施すれば、5日間程度を要する模様ですし、2か月近く開催されたケースもあるそうです。ただし今回の会期は、最長でも任期満了10月21日迄です。

したがって、公開討論会日程は、一番早くて10月中旬めど、最も遅い場合は投開票日前日となります。

３．無観客で開催するなら、公示後ネット討論会がお薦め

新型コロナウイルス感染の終息が見えない今秋の総選挙では、無観客でのネット討論会を企画する実行委員会が多いと思います。そこで、無観客での開催には、選挙期間中でも開催できる公示後ネット討論会での開催をお勧めします。

　理由、公示後ネット討論会開催ノウハウ

衆議院選の時期が11月となると、全国の中には、緊急事態宣言が解除された、18歳以上のワクチン2回目接種率が8割を超えたなどで、有観客での開催が可能な条件が整っている選挙区もあると思います。
そのような選挙区では、感染対策を徹底するなどで、有観客での開催が可能です。可能な選挙区では有観客での開催を検討してみてください。

そして、有観客で開催する場合の形式は、合同・個人演説会がお薦めです。

　理由、有観客開催条件、有観客感染対策、合同・個人演説会開催ノウハウ

JC（青年会議所）メンバーで時々、以下のように考える方がいます。
　「自分の所属JCは選挙区の中心部でないから開催にふさわしくない」
　「事業計画に無いことを行うのは難しい」
　「所属JCのメンバーやOBが出馬するので、公開討論会は開けない」

一般人で、以下のように考える方がいます。
　「公開討論会はJCが開くものなので、一般人の自分が開催する必要は無い」
　「自分の選挙区のJCは公開討論会を開かないので、あきらめるしかない」
　「公開討論会を開きたいが、一緒にやってくれるメンバーがいない」
　「自分の街は選挙区の中心部ではないから開催地にふさわしくない」

このような些細な理由や誤解などで、私たちの将来を託す大事な選挙の公開討論会を開かなかったとしたら、後々禍根を残すことになりかねません。

あなたが勇気を出せば、必ず公開討論会は開けます。
他の誰でもない私が開催する、という強い意思を持ち、実行委員会を立ち上げましょう。

・最初は一人からスタートしても、あなたの勇気に共鳴した仲間が必ず出てきます。
・合同・個人演説会なら、開催費用の心配もありません。

リンカーン・フォーラムには全国各地に相談窓口があり、親身になってあなたの相談に乗ってくれます。必要であれば、コーディネーター派遣体制も万全です。

この総選挙で公開討論会を聞きたいのに自分の選挙区では誰も準備している様子が無い・・・！と思った方は、あなた自身が実行委員会を立ち上げましょう。