2001年参議院選に向けて

 リンカーン・フォーラムでは 2001年参議院選に向けて、全国一斉に公開討論会の開催を 目指します。
7月12日の公示日までは公開討論会、公示日以降は合同個人演説会で開催します。

 すでに青森県を除く46都道府県に公開討論会の連絡窓口を設け、実行委員会を設立、 または設立中です。
どの地域でも随時運営メンバーを募集していますので、自分も公開討論会を主催して みたい、お手伝 いをしてみたいという方 は、どうぞ各連絡窓口までお問合せください。

 今年の参議院選公開討論会の目玉は、多数の選挙区で、複数日程・会場での 公開討論会を企画していることです。
参議院の選挙区は都道府県の広大な広さですので、県庁所在地のみの開催 ではな く、県内各地での開催を目指します。

 また、3年前の参議院に引き続き、今回も政党党首による政党討論会を企画して います。
リンカーン・フォーラムでは 3年前の参議院選で、民間人主催としては始めての 政党党首クラスの公開討論会に挑み、まさに各党の代表クラス

−  野田幹事長(自由党)、続政審会長(公明)、鳩山幹事長代理(民主党)、
   伊藤幹事長(社民党)、不破委員長(共産党)、武村代表(さきがけ)
   役職はいずれも当時   −

にご出席いただ きました。
 (自民党は加藤幹事長(当時)が出席されるお約束だったのですが、当事の私たち
  の信用力不足で残念ながら2日前に出席を辞退されました。)

 今年は7月7日(土)に東京都町田市の玉川大学で開催を予定しています。
 今年の自民党幹事長の山崎拓氏は、昨年の総選挙でご自身の福岡2区で開催 された公開討論会に出席されました。
 自民党候補が公開討論会出席を断ることが多いことを知っているニュースステーションの  レポーターの、 「山崎さんほどの方なら(出席を)断ることもできるわけ ですよね?」 との質問に対し、
「これを避けるってことは、道義的にできないでしょう」
と、山崎氏はカメラの前で回答されていました。
 そのように、国民に語りかけることに積極姿勢を持つ山崎幹事長率いる自民党ですから、今回は出席いただけるものとおおいに期待しています。

 ありがたいことに、現在各都道府県で出演交渉中の立候補予定者は、現職を含めてほとんど全員が出席の回答を頂いています。
岡山県選挙区では現職の片山虎之助総務大臣にご出席いただけることになりました。

 リンカーン・フォーラムの公開討論会は数を追うごとに成長を遂げておりまして、 これまでは一問一答形式が多かった討論の中身も充実したものになってきました。

 今回の 参議院選では、フリーディスカッション形式やディベート方式を取り入れる 公開討論会も増えてきています。コーディネーターにも福岡政行教授や小出五郎 NHK解説委員をはじめ、ベテランを起用するケースもありますのでどうぞお楽しみに。

 また、実行委員会ごとに工夫を凝らした質問が各地で展開されます。
 YES/NO形式で、立候補予定者の本音を聞くコーナーもあります。

「あなたは小泉首相が提唱している道路特定財源の一般財源化に賛成票を投じるか」
「首相公選制に賛成か」
「本当は田中真紀子外相発言を問題だと感じているが国民の批判が怖くて言えない」

 などの質問に、ズバリ、YES/NOで回答していただきます。
 企画によっては、YES/NOだけではなく、その理由を掘り下げて聞いていくケースも
こともあり ますので、より充実した討論になることでしょう。

 リンカーン・フォーラム方式の公開討論会の面白い点は、全国の実行委員会がメーリングリストを通じて、開催ノウハウの交換をしながら、どんどん公開討論会が充実してい くことです。選挙後半に開催される公開討論会や合同個人演説会では、前半に開催 された公開討論会での新しいアイディアが次々に反映されていきます。
 これは、Linuxが成長を続ける理由と一緒です。
 リンカーン・フォーラムの公開討論会マニュアルもまた、 Linux同様に、各地のアイデ ィアや、成功事例・失敗事例を吸収しながら反映していきます。

 リンカーン・フォーラムではこのたび、選挙情報専門サイト「Election.」と提携しました。
 各地で展開される公開討論会のうち、デジタル録音できたものについては、今後、      「Election.」のサイトで2時間の内容を丸ごと楽しむことができます。

 公職選挙法により、公開討論会での討論内容を文書にしたり映像にして配信すること は、選挙期間中(=公示日から投票日まで)は禁止されています。
 有権者が最も投票への判断材料を必要としている選挙期間中に公開討論会の中身 を文書や映像でお伝えできないのは実に残念ですが、法律上やむを得ません。
 しかし、公職選挙法には思わぬ盲点がありました。
 音声であれば、選挙期間中でもWebサイトで流して大丈夫なのです。
 そこで 「Election.」では、公開討論会の音声を選挙期間中も丸ごとお伝えします。
 ブロードバンドが急速に普及してきた昨今、ぜひこの機会をご利用ください。

 圧倒的な支持率を誇る小泉政権の基での今年の参議院選を、どうぞご自分の選挙区で開催される公開討論会にお出かけし、あなた自身の目で候補者を見極め、投票の判断材料としていただければ幸いです。

 

 

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最終更新日: 2001年6月16日